中谷潤人、井上尚弥との“ドリームマッチ”は「過程」 対戦要求への心境明かす「気が引き締まった」 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

中谷潤人、井上尚弥との“ドリームマッチ”は「過程」 対戦要求への心境明かす「気が引き締まった」

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中谷潤人、井上尚弥との“ドリームマッチ”は「過程」 対戦要求への心境明かす「気が引き締まった」
  • 中谷潤人、井上尚弥との“ドリームマッチ”は「過程」 対戦要求への心境明かす「気が引き締まった」

WBC世界バンタム級王者の中谷潤人(M.T)はWOWOW『エキサイトマッチSP』の収録に臨み、2月に行われたダビド・クエジャル(メキシコ)との3度目の防衛戦を自己解説。3回TKO勝ちを収めた試合について「自然に体がスムーズに反応した」と振り返った。

さらに、4団体統一世界スーパー・バンタム級王者の井上尚弥(大橋)からの対戦要求についても言及。「お互いに一戦一戦、価値を高めていって対戦できればいい」と語った。

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■爆発的なパンチで圧勝し世界戦9勝(8KO)

中谷は2月のクエジャル戦で“ビッグバン”の異名通りの爆発的なパンチで圧巻の勝利を収めた。

3回終盤、「これまで倒れたことがない」と打たれ強さに自信を持っていた挑戦者から最初のダウンを奪取。再開後、中谷が左ストレート、左フックを連続してヒットするとクエジャルは再びダウン。今度は気持ちまで折られた様子で、べったりとキャンバスに座り込み辛うじて立ち上がったが、レフェリーの10カウントで試合が終わった。

中谷はこの勝利で戦績を30戦全勝(23KO)に伸ばした。そのうちの9度は世界戦で、9勝(8KO)とKO率の高さが目を引く。バンタム級に転向後は4連続KO勝ちとさらに勢いを増している。

■井上尚弥の対戦要求には「気が引き締まった」

試合後のリングにはIBF同級王者の西田凌佑(六島)が登壇。中谷が対戦を呼びかけ西田が快諾したことで、一気に対戦ムードが高まった。

これだけではない。3月31日に昨年度の年間優秀選手表彰式に出席した中谷は、井上から「1年後の東京ドームで日本ボクシングを盛り上げましょう」と直接対戦オファーを受けた。中谷は当時の心境について「ふたりが一緒にいることはなかなかないので、そんな意識があったのかなと思う。気が引き締まった」と明かした。

井上は5月4日(日本時間5日)に米国・ラスベガスでWBA世界同級2位ラモン・カルデナス(米国)との防衛戦が決定しており、中谷も年内に統一戦を含め2、3試合を予定している。

『モンスターvs.ビッグバン』というドリームマッチを実現するには両者が勝利を重ねていくことが大前提。中谷は「僕も大きな試合を見据えているけれど、それは過程。一戦一戦、良いパフォーマンスをしていきたい」と決意を新たにした。

中谷がゲスト出演するクエジャル戦の『エキサイトマッチSP』は28日、21時からWOWOWで放送・配信する。

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