
卓球の「WTTコンテンダー太原」は10日、女子シングルスの1回戦が行われ、世界ランキング17位の木原美悠は同40位の李恩惠(韓国)と対戦。ゲームカウント3ー1で勝利して2回戦進出を決めた。
◆木原美悠が“0-11”からの大逆転を振り返る「戦術がまとまってなかった」 カギを握った指揮官の助言と最終ゲームの壮絶ラリー
■今大会出場選手では2番手
木原は今大会出場選手では世界ランキング12位の銭天一(中国)に次ぐ17位で2番手。第2シードに入り、上位進出が期待されるなかでの初陣となった。
第1ゲーム序盤に主導権を握ったのは木原で点数を重ねる。しかし、中盤以降に李恩惠に対応される形で9-9と追いつかれる。デュースにもつれ込んだなか、サービスでポイントを奪った木原がレシーブでもポイントにし、12-10でこのゲームを取り切る。
第2ゲームは李恩惠が先にペースを握ったなか徐々に木原が差を詰める形で再び接戦に。8-10で先にゲームポイントを握られた木原はサービスでポイントを奪うが直後に失点し、9-11でこのゲームを落とす。
第3ゲームは木原が先手を取る形で5-1とリードを広げる。直後の相手のサービス2本で連続失点した木原だが、自身のサービスをポイントに繋げると、その後もリードを広げる。サービスからの3球目でポイントを奪い、11-3で圧倒する。
そして迎えた第4ゲームでも木原のペースは変わらず。李恩惠のボールにも変化量の多いレシーブで対応し、徐々に点差を離していく。そのままマッチポイントをものにして11-4で奪取。中盤以降に流れを掴んだ木原が3-1で勝利を収めた。
日韓対決を幸先よく制した木原は、2回戦で41歳のベテラン、リー・ジエ(オランダ)と顔を合わせる。
◆ロス五輪の卓球競技に混合団体が追加「歴史的な採用」 男女ダブルスが6大会ぶりに復活、ITTF会長は改革に期待「驚異的な勢いを加速」
◆語り継がれる16歳・平野美宇が果たした“唯一”の偉業 公式が中国独占防いだ2016年に再脚光「自信に溢れた攻撃的スタイル」
◆張本美和が5位、早田ひなが6位、大藤沙月が8位 佐藤瞳が15ランクアップで52位|卓球女子世界ランキング(2025年第15週)