
MLB公式サイトは7日(日本時間8日)、「開幕序盤でMVP級の数字を記録した10選手」と題した記事を公開。大混戦のナ・リーグ西地区から多数の選手が選ばれた。球団史上初の世界一連覇を目指すドジャースにとって、強力なライバルになると見られている。
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■好調パドレスからは2選手
7日(同8日)の試合終了時点で、ナ・リーグ西地区首位は9勝2敗の絶好調パドレス。0.5ゲーム差で8勝2敗のジャイアンツ、さらに0.5ゲーム差で9勝3敗のドジャースと続く大混戦となっている。4位のダイヤモンドバックスも5勝6敗で、4位までが4ゲーム以内を争う。
MLB公式サイトは同日、あくまで少ないサンプル数と前置きしつつも、開幕2週間で印象的な活躍を見せた10選手をピックアップした。
とりわけ目立ったのがナ・リーグ西地区勢で、パドレスは9年契約を結んだ22歳のジャクソン・メリル外野手が、10試合で打率.378、3本塁打、10打点をマーク。今季リードオフを務めるフェルナンド・タティスJr.外野手も、打率.381、OPS.997、5盗塁と最高の滑り出しを見せた。
■ヌートバーは「過小評価されている」
さらに、ジャイアンツはベテランの名三塁手マット・チャップマン内野手が守備と打撃で貢献。チームを8勝2敗でけん引する。ダイヤモンドバックスは、24歳のコービン・キャロル外野手が11試合で3本塁打、OPS1.008の好スタート。いずれもチーム浮沈のカギを握る主力選手が活躍しており、開幕からの好調を支えている。
そのほかの地区では、今季カブスに入団したカイル・タッカー外野手や、レッドソックスの新戦力アレックス・ブレグマン内野手、カージナルスのラーズ・ヌートバー外野手も選出された。同記事ではヌートバーを「過小評価されている外野手」と伝え、今後の飛躍にも期待を寄せた。
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