
F1レーシングブルズの角田裕毅が、4月4日から鈴鹿で行われる第3戦の日本グランプリ(GP)から親チームのレッドブルに昇格すると25日(日本時間26日)、海外の複数メディアが報じた。
英メディア『BBC』はこのニュースを伝えるとともに降格となる見通しのリアム・ローソン(ニュージーランド)にも言及。レッドブルが下した早期の決断を疑問視している。
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■開幕2戦でポイント得られず
個人で総合4連覇中のマックス・フェルスタッペン(オランダ)に続く形でレッドブルのメンバー入りしたローソンだが、開幕のオーストラリアGP、第2戦の中国GPで予選最下位に沈むなど低迷。ポイントを獲得できていなかったなか、角田と入れ替わる形で降格が濃厚となった。
英メディア『BBC』は「レッドブルが2レースの後にローソンを解雇」と見出しをつけこの話題に言及。「レッドブルはわずか2レースでリアム・ローソンを解雇することを決定し、F1史上最も冷酷なドライバーに対しての決定を下した」と早期での決断について触れている。
記事内ではクリスチャン・ホーナー代表をはじめとした首脳陣が24日(同25日)にドバイで会議を行い決定を下したとされており、「レッドブルは今週後半にも正式に確認する」と週末にも発表されるとしている。
降格が濃厚となったローソンだが、「2シーズンでわずか11度のGP出場に留まっていたローソンをマックス・フェルスタッペンに続いてレッドブルに昇格させた決断は、疑問視されていた」と開幕前のチームの決断について非難の声が挙がっており、「ローソンにほとんど慣れる時間が与えられなかったのに解雇するのは、前例のない決定だ」と首脳陣に対して疑問を投げかけている。
角田との交代をめぐって議論が巻き起こるなか、レッドブル首脳陣が下した早期の決断が吉と出るかは今後の焦点となりそうだ。
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