
卓球の「WTTスターコンテンダーチェンナイ」は27日から本戦が行われる。男女ともに多くの日本選手がエントリーしており、各選手の活躍には期待が高まっている。
なかでも上位シードに日本勢が揃うのが女子シングルス。今大会は同士討ちの可能性もあるなか、優勝争いには注目が集まっている。
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■各大会で上位に名を連ねる安定感
トップ4を占める中国勢が今回は不在のなか、第1シードとして挑むのが早田ひな(日本生命)。直近の「ノジマTリーグ 2024-2025シーズン」のプレーオフは出場試合の規定に届かず欠場した日本のエースだが、今季は2月の「シンガポールスマッシュ2025」や3月の「WTTチャンピオンズ重慶2025」でベスト8に進むなど、国際大会で安定した戦いを見せている。
そんな早田が第1シードとして優勝を狙うなか、カギを握るのは日本勢との戦い。同じ山には世界ランキング30位の橋本帆乃香(ミキハウス)がおり、国内屈指のカットマンとラウンド16で対戦の可能性がある。さらに、準々決勝では同17位の木原美悠(木下グループ)とのマッチアップが考えられ、同士討ちが優勝争いの行方を左右する可能性は十分にある。
なお、今回は第2シードに同6位の張本美和(木下グループ)、第3シードに同8位の大藤沙月(ミキハウス)がエントリーしており、世界ランクでトップ10入りする日本勢による3つ巴の可能性もある。そんななか、昨年のパリ五輪で負った怪我から復調した早田が優勝候補としてタイトル奪取できるかは注目が集まる。
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