
大谷翔平投手はカブスとの開幕シリーズ「MLB Tokyo Series presented by Guggenheim」で第2戦で今季初本塁打を放つなど日本凱旋で東京ドームの観衆を魅了。ドジャース2年目のシーズンを最高の形でスタートさせた。
そんななか、MLB公式は大谷がドジャースで見せるリーダーとしての姿に注目し、グラウンド内外で存在感を高める30歳について言及している。
◆体調不良のベッツが米国開幕前のOP戦で“復活” 公式は「守備面で大きな影響」と評価、ロバーツ監督も太鼓判「事態は好転」
■日本ではマグロ解体ショーなど実施
ドジャースがカブスに2連勝を飾り、世界一球団の強さを日本のファンに見せつけたなか、注目を集めたのが日本滞在時に行われた夕食会。16日の阪神とのプレシーズンゲーム後にホテルで開催された「チームディナー」ではマグロの解体ショーが行われ、各選手が日本食を親しむなど、チームの結束を深める時間となった。
MLB公式サイトが言及したのがこの夕食会を企画した日本選手の姿。「ヤマモトとササキはともに、このイベントの主導権はオオタニが握っていたことを示唆した」と記されており、3選手のなかでも年長の大谷がチームのために積極的に動いたことが明かされている。
また、記事内では大谷が“グラウンド内”で見せてきたリーダーとしての姿に「疑問の余地は全くない」と言及。「彼はドジャースの打線にトップエリートとして存在感をもたらし、史上初の『50-50(50本塁打50盗塁)』を達成して3度目のMVPを満票で獲得した。今シーズンはマウンドでの復帰も目指しており、チームの起爆剤としてさらなる機会が与えられる」と二刀流復活で存在感を高めると見ている。
さらに、“グラウンド外”で見せる大谷のリーダー像がチームメートの言葉で語られており、山本由伸投手は「彼は言葉でチームをリードするタイプの人間ではない」「行動です。彼は行動でチームをリードしようとしている」と述べ、36歳ベテランのミゲル・ロハス内野手も「言葉で多くを語る必要はなく、行動でそれを示した」とコメント。日本でのディナーを企画したように、自らが動くことで周りに影響を与えるリーダーであると記されている。
メジャー8年目のシーズンを迎えている大谷は、3度のMVP受賞や2度の本塁打王獲得など二刀流選手として結果を残し、唯一無二の存在感を放ってきた。移籍1年目から世界一チームの主役を演じた昨季を経て、2025年は精神的支柱としての姿にも注目が集まってくる。
◆大谷翔平が日本凱旋で証明した世界一球団の矜持 最速1号に公式は「スーパーヒーロー」と脱帽、ベッツら欠くなか示した勝者の姿勢
◆大谷翔平、二刀流復帰へ前進「ドジャースファンは、彼の全貌をまだ見ていない」 ブルペン投球再開は近日中と指揮官明言
◆【動画あり】大谷翔平の日本“最終打席”に「超常現象のような電気が走った」 東京ドーム大熱狂に米メディアも関心「多くがカメラや携帯を掲げた」