
総合格闘家の鶴屋怜が11日、自身のSNSを更新。
9日に米国・ラスベガスで行われた「UFC313」でジョシュア・ヴァン(ミャンマー)と対戦し自身初黒星を喫したが、UFC王座を狙う決意を新たにした。
◆「UFC313」で初黒星を喫した鶴屋怜が44位に 堀口恭司4位、平良達郎6位、朝倉海13位|世界フライ級ランキング(2025年3月10日時点)
■「僕には立ち止まってる時間なんてない」
鶴屋はUFC2戦目で、元UFCランカーのヴァンと対戦。3ー0で判定負けをし、プロキャリア11戦目にして自身初の黒星を喫した。
11日に鶴屋は自身のインスタグラムのストーリーズを更新。試合後と思われる写真と共に「応援ありがとうございました。僕には立ち止まってる時間なんてないです。次に向けて動き出します。チャンピオンになるまで死ねません」と覚悟のコメントを添えた。
鶴屋は10日にも「負けたら全て無くなるんじゃないかって怖かった。自分に驕ってた部分もあった。負けを知り周りの愛を感じる事ができた。反省点もみえた。もう2度と同じ失敗はしない。必ず強くなってまた戻ってきます。応援ありがとうございました」と投稿。反省しさらに強くなると意気込んだ。
■勝利した元ランカーは敬意、UFC3戦目にも期待
米専門メディア『MMAジャンキー』は10日(日本時間11日)に公開した記事の中で、試合の統計情報を公開。「ツルヤは4回テイクダウンを成功させたが、ヴァンは17回これを阻止。全体的な手数はツルヤの3倍だった」と報道。
ヴァンは試合後のインタビューで「フィニッシュを狙いたかったけど、彼のような素晴らしいレスラー相手にフィニッシュを決めるのは難しい」とリスペクトを述べ、鶴屋がテイクダウンを21回仕掛けたことについては「そうしなければ、彼はノックアウトされることを分かっていたということだ。私は彼に数回接触したが、彼は私のパワーを嫌っていた。私はこの試合で仕留めるつもりだったから、彼が何度も何度もテイクダウンを仕掛けたのは賢明だったと思う」とKOされないためには賢明な判断だったとした。
これで鶴屋の戦績は10勝(4KO、一本負け4)1敗。自身初黒星を喫した鶴屋だが、反省を生かしたUFC3戦目ではどのような戦いを繰り広げるのか。ブレずにUFC王者を目標に掲げる22歳の“超新星”の今後の活躍に期待したい。
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