
「ノジマTリーグ 2024-2025シーズン」は9日、駒沢屋内球技場にて木下アビエル神奈川がトップおとめピンポンズ名古屋と対戦。マッチカウント3ー1で勝利した。
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■KA神奈川では1年間をともに過ごす
KA神奈川のホーム最終戦となったこの日の試合前に姿を現したのが卓球界のレジェンドたち。
五輪4大会連続出場で3種目でメダルに輝いた水谷隼さんと、女子団体で3大会連続メダリストの石川佳純さんが登場し、ホーム全試合を観戦した観客を表彰。その後に観客に向けたサーブ体験を行い、最後は水谷さんと石川さんによるラリーが見られるなど集まった観衆を魅了した。
この日の試合で3番手のシングルスで勝利した平野美宇は初出場となった2021年の東京五輪で石川さんと団体戦でダブルスペアを結成し、銀メダル獲得に貢献。KA神奈川でも平野が加入した2022-23シーズンに1年をともにした間柄である。
平野は石川さんと過ごしたKA神奈川での日々について、「最後(神奈川で)1年間プレーできたのは良かったですし、一緒の練習場で楽しかったです」とプレーオフ制覇も達成した1年を回顧。
シングルス出場権をかけて争い、本大会に向けてはダブルスペアとして共闘した東京五輪について、「お互いの拠点を行き来していて、私は日本生命で木下の練習場に行ってダブルスの練習をしたことが思い出深い」と言及。
さらに、「東京五輪の時は最後の2、3番手が熾烈だったんですけど、最後の方はどちらが落ちてもダブルスは絶対に組めるように練習していた。ライバルだけどダブルスが上手くいくというのは少ないので、石川さんの人柄などに助けられていたダブルスが楽しかった」と当時を懐かしみながら振り返った。
KA神奈川は前日の京都カグヤライズ戦に続いてトップ名古屋との戦いにも勝利。レジェンドが駆けつけ盛り上がりを見せたホーム最終戦で有終の美を飾った。
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