
今オフ、ヤンキースからフリーエージェント(FA)となり、メッツと15年総額7億6500万ドル(当時のレートで約1150億円)で契約したフアン・ソト外野手。先ごろ、スペイン語でスポーツ情報を発信する『Abriendo Sports』のインタビューに応じ、「メッツを上回る契約規模を提示したチームもあった」と明かした。
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■大谷翔平を上回る史上最高契約
ヤンキースからFAとなり、大争奪戦の末にメッツ入りしたソト。その契約内容は15年総額7億6500万ドル。2024年12月に10年総額7億ドル(当時のレートで約1015億円)でドジャースと合意した大谷翔平投手の契約規模を超え、史上最高となった。
しかし、『Abriendo Sports』のポッドキャスト番組に出演したソトは「メッツが最高額を提示したわけではない。もっと高額を提示したチームもあった」と明かし、周囲を驚かせた。
また、地元テレビ局『SNY』のアンディ・マルティーノ記者も7日(日本時間8日)、自身のXを更新し、「関係者によるとボストン(レッドソックス)を含む複数のチームが、メッツの高額オファーを超える意思があった」と指摘。「ただし、それはソトが合意することを確信できた場合に限られた。最終的に彼がメッツを選んだのは、一つにはスティーブ・コーエン・オーナーが築いた家族に優しい雰囲気が理由だった」と伝えた。
■合意前提でメ軍超えオファーか
ソトは『Abriendo Sports』によるインタビューの中で、最終候補に残ったチームについて「メッツ、ヤンキース、レッドソックス、ブルージェイズ、ドジャース」の5チームだったと明言。
米メディアによると、古巣ヤンキースの提示は16年契約で7億6000万ドル。ドジャースの最終オファーは6億ドルで、レッドソックスは約7億ドル。ブルージェイズは7億ドル未満とされている。
いずれの提示もメッツには及ばないが、マルティーノ記者が指摘したように、合意を前提として上積みした可能性はある。また、最終選考には残れなかったものの、メッツ超えの高条件を提示したチームがあった可能性も否定できない。
『Abriendo Sports』は現時点でインタビューすべてを公開しておらず、ソトが具体的に球団名を明かしたのか、今後の配信なども気になるところだ。
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