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ドジャースの大谷翔平投手は2月28日(日本時間3月1日)、米アリゾナ州グレンデールでのエンゼルス戦に「1番DH」で先発出場。初打席で左翼への本塁打を放つなど、3打数1安打でオープン戦の初陣を終えた。
幸先良いスタートを切った大谷は今季二刀流での復帰も期待される。そんななか、MLB公式はデーブ・ロバーツ監督が想定する起用法について報じている。
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■昨季は159試合出場でフル稼働
大谷は菊池雄星投手との“花巻東対決”として注目を集めた古巣とのオープン戦の初回。先頭打者で迎えた打席で菊池の6球目の真ん中高めの速球を捉えると、ボールは左翼スタンドへ一直線に突き刺さり、初陣を最高の形でスタートさせた。
そんな大谷だが、焦点となるのが2025年の自身の起用法。昨年は打者専念で159試合に出場とフル稼働した大谷だが、今季は5月をめどに投手としても復帰予定。故障なくシーズンを過ごせるかが二刀流復活にかけてはカギを握ってくる。
MLB公式サイトの記事ではデーブ・ロバーツ監督が大谷について言及しており、「彼は(2024年と)同じくらいの活躍が期待できる」と太鼓判を押したうえで、「投球することを考えると、打席数は同じにはならない。盗塁もそれほど多くはならない」と、「50-50(50本塁打、50盗塁)」を達成した前年の再現は難しいと明言。それでも、「打席あたりのパフォーマンスに関しては彼は同じくらい活躍ができる。ショウヘイも同じことを期待しているはずだ」と出場試合を制限するなかでの活躍に期待を寄せている。
また、大谷に休養日を与えることでドジャース側にはラインナップに幅を持たせられる可能性もある。フレディ・フリーマン内野手やウィル・スミス捕手といった選手は足首に不安を抱えており、大谷が欠場時にDHを務めることで「恩恵を受ける可能性がある」と同サイトでは記されている。
オープン戦初陣で打者としての仕上がりをアピールした大谷だが、二刀流復活へ今季は起用法も焦点となってくる。日本での開幕シリーズは打者として迎えるなか、5月以降にドジャースがどのように大谷を“管理”していくかは注目となる。
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