
総合格闘家の太田忍が27日、自身のYouTubeチャンネルを更新。
5月4日に東京ドームで行われる「THE MATCH2」のメインカード、「平本蓮 vs. 朝倉未来」の試合展開を予想し、自身の所属ジム『THE BLACKBELT JAPAN(TBJ)』の受け入れ体勢についても語った。
◆【THE MATCH2】「負けるとしたらメンタル」朝倉未来のポテンシャルは“UFC級”と才賀紀左衛門が見解 平本蓮にもエール「平本君が勝ったほうが面白くなる」
■「剛毅會だけなら強くならない」
太田は「平本vs.朝倉」再戦の展開予想について、内容的には大きく変わらないだろうと予想。
「打撃のスキル的には平本選手の方が上。組みに関しては朝倉未来選手の方が上だと思う、まだね」と朝倉が平本をテイクダウンできるかが勝敗のキーだと語った。
さらに、「平本選手に関しては打撃のセンスがすごいじゃない。朝倉未来選手が勝つんだったら、ダウトベックとやった時みたいな(戦い方がいい)」と勝ち筋を示した。
また、平本の寝技に関しては厳しい指摘も。「剛毅會(平本の所属先)でやってるだけであれば、他がたぶん平本選手より劣るから強くならないし、スキルも上達はしない」と持論を展開。
太田自身は「俺なんかの技術を必要としてくれる人がいるんだったら」と、平本と練習をすることに抵抗はない様子で、自身が所属する『TBJ』の鶴屋浩代表は安保瑠輝也を受け入れた実績もあり、平本が練習に行きたいと発言した際には「平本蓮くるのか。いいんじゃない」と来る者は拒まずな姿勢だったことを明かした。
■TBJでの鍛錬でレベルアップの可能性も
そんな太田だが、5月4日は「どちらかと言うと朝倉未来選手応援」と明かし、「朝倉未来選手が勝って、残ってくれた方が日本格闘技界に与える影響が大きいと思う」と語っている。
また、前回の試合については「(朝倉がテイクダウンを仕掛ける)前に平本選手が決着をつけた感じ。テイクダウンさせない打撃というのもあるからね」と振り返り、「距離感を探ってる中で平本選手がバババッと詰めてきてパンチを当てた。それ(テイクダウン)をさせなかった」と平本の強みを称えた。
太田忍はリオ五輪銀メダリストで2020年の「RIZIN.26」でプロの総合格闘家としてデビュー。ここまで7勝(4KO、一本勝ち1)4敗で、持ち前のレスリング力を武器に数多のファイターをグラウンドに引きづり込んできた。
平本と朝倉はともにストライカーだが、両者が望めば太田のほか「UFC」フライ級で活躍中の平良達郎や鶴屋怜、「RIZIN」の扇久保博正らが所属するTBJで寝技の鍛錬を積むこともできそうだ。
TBJでの“共闘”は実現するのか、試合に向けた取り組みにも注目が集まっている。
◆【THE MATCH2】平本蓮vs.朝倉未来、290日ぶりの“SNS舌戦”が勃発 ファンからは喜びと期待の声「懐かしい」「この感じいいな」
◆【THE MATCH2】「平本蓮 vs. 朝倉未来」を大胆予想 モチベーションの“逆転現象”と1戦目で感じた「圧倒的な差」に北方大地が言及
◆平本蓮、JTT退団のエリー氏と“笑顔で対面” 互いに格闘技愛とリスペクトを強調 「最高の夜だった!そして最高の人間でした」