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ドジャースの山本由伸投手は26日(日本時間27日)、ブルワーズとのオープン戦に先発。キャンプ2度目の登板となったこの試合は、2回1/3を投げ4安打3失点。2本の本塁打を浴びるなど、やや課題を残す結果となった。
山本は試合後にメディアの取材に応じ、「少しずつ状態を上げていけたら」と登板を振り返った。
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■「良いところはたくさんありました」
この日の山本は初回こそ無失点で滑り出したものの、2回にビニー・キャプラ内野手にソロ本塁打を打たれるなど2失点。さらに3回にも、ギャレット・ミッチェル外野手に一発を浴びて3回途中4安打2奪三振3失点で降板した。
山本は登板後、メディアの取材に対して「失点はしましたけど、色んなことを試せたり良いところはたくさんありました」と話し、納得の表情。「1年投げることが目標というか……最低条件だと思うので、開幕からよりよい状態で入れるような準備をしています」と気を引き締めた。
また、ドジャースのデーブ・ロバーツ監督は地元放送局『SportsNet LA』の取材に「彼は良かったと思う。本塁打を許してしまったが、自分の仕事をしていたし、問題なかった」と明かし、信頼を寄せた。
「少しずつイニングも増えていくと思いますし、公式戦に向けてステップアップしていけたらいい」と語った山本。日本での開幕投手という大役に向けて、順調なキャンプを送っているようだ。
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