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米スポーツメディア『The Athletic』は7日(日本時間8日)、「各チーム最後のFA補強:30人の新天地を探る」と題して、記事を公開。去就が決まっていないフリーエージェント(FA)選手が、この先どこへ向かうのか。そして、各球団にとって獲得すべきFA選手は誰なのか分析した。
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■万能性+豊富な経験+右打者
キャンプインが迫っているが、FA市場に残されている選手は少なくない。彼らにとって最適な新天地はどこなのか。そして、チームが取るべき最終候補のFA選手は誰なのか。『The Athletic』は今回、去就未定のFA選手にフォーカスし、全30球団の編成状況を鑑みた上で移籍先を予想した。
ドジャースからFAとなっている「キケ」ことエンリケ・ヘルナンデス内野手については、ガーディアンズを推した。
その理由について、同メディアは「守備面で言えば、ガーディアンズにとって最も明白な補強ポイントは中堅手。経験の面では二塁手の層が最も薄い。そして、彼らのレギュラーラインナップには、純粋な右打者が1人しかいない。そんな状況だが、E・ヘルナンデスであればこれらすべての課題を1人で解決できる」と指摘。
「彼は中堅で最も優れた守備オプションとなり、二塁では最も経験豊富な選手となる。さらに、左打者やスイッチヒッターが多いこのチームにとって、貴重な右打者としても貢献できる」と添えて、ベストマッチだと伝えた。
■カーショーの帰還は“お約束”
ガーディアンズは昨季ア・リーグ中地区を制覇した強豪。ただ、外野陣の補強を求める声は根強く、先日は米メディアがラーズ・ヌートバー外野手(カージナルス)の獲得を要求したほど。そのため、内外野を守れて経験豊富な右打者という33歳がターゲットになる可能性は十分ありそうだ。キケ本人はドジャースとの再契約を希望しているが、ここまで発表はない。
では、ドジャースがFA市場に残された選手の中から誰を取るのかと言えば、当然クレイトン・カーショー投手ということになる。再契約が既定路線となっているため、同メディアの説明も短め。「すべてを持っているチームに何を贈ればいい? 殿堂入り選手はどうだろう? カーショーのドジャース復帰は予想するまでもなく決まりきっていること。それでも、喜んでこの”お約束”を受け入れよう」と記した。
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