
メッツからFAとなったピート・アロンソ内野手の去就が決まらない。各球団がキャンプインを直前に控えた中でも、未だ市場に取り残されている。
米メディア『SNY』は4日(日本時間5日)、人気番組「Baseball Night in New York」でアロンソを特集。メッツとの再契約について議論が交わされた。
◆【速報】メッツの粘り勝ち、アロンソが2年5400万ドルで再契約と米報道 「2年前、1億ドル多いオファーを断っていた」
■「大谷翔平を獲得した時、何をしたか」
「Baseball Night in New York」に出演した専門家からは、メッツとアロンソの再契約について「イエスと即答したいところだが、正直そうもいかない。メッツに残って、球団の歴史に名を刻めれば素晴らしいけど、すでに水面下で色々ありすぎたのではないか。今の状況では、戻ることが妥協のように映る可能性もある。『望んでいた契約を得られなかったんだな』という空気になるかもしれない」と、懐疑的な意見が寄せられた。
先月下旬には、メッツオーナーのスティーブ・コーエン氏がアロンソとの交渉に関して強い不満を漏らしており、条件面での歩み寄りは厳しい状況と見られている。
一方で、「クラブハウスのケミストリーにこだわる必要はない。チームメート同士、皆の仲が良いわけではない。最大の懸念は打線のサポートだ。ドジャースがショウヘイ・オオタニを獲得した時、彼らは何をしたか。ヨシノブ・ヤマモト、テオスカー・ヘルナンデス、タイラー・グラスノーと契約し、さらに何人もの選手を補強した。メッツは、フアン・ソトのために何もしていないに等しい。アロンソの存在はチームにとって必要不可欠だと思う」と、再契約を強く促す声も聞かれた。
今季のメジャーリーグは11日(同12日)に、ドジャースのバッテリー組がキャンプイン。メッツの野手組は17日(同18日)からとされている。急転直下のチーム残留か、それとも他球団への移籍か。生え抜きスラッガーの去就が注目を集めている。
◆【速報】メッツの粘り勝ち、アロンソが2年5400万ドルで再契約と米報道 「2年前、1億ドル多いオファーを断っていた」
◆「過小評価ベストナイン」にヌートバーを選出、公式サイトが示した「大ブレイクの可能性」 遊撃手部門には大谷翔平の同僚を指名