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MLB公式サイトは7日(日本時間8日)、ロッテからポスティングシステムでメジャー移籍を目指している佐々木朗希投手を必要としている球団ランキングを公開。
大谷翔平投手や山本由伸投手を擁するドジャース、千賀滉大投手が所属するメッツ、今永昇太投手と鈴木誠也外野手を擁するカブス、そしてダルビッシュ有が属するパドレスなどが名を連ねた。
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■会談が報じられた7球団でランク付け
記事を書いたマイク・ペトリエロ記者は「11月まで24歳にもならない世界的才能は、どのチームにとっても非常に魅力的な提案となるだろう」と引く手あまたの右腕を称賛。
その上で、佐々木との会談が報じられた7球団でもっとも佐々木を必要としている球団をランキング形式で発表した。
7位にランクインしたのは、ドジャース。ペトリエロ記者は「ドジャースにはもう1人の先発投手が必要かもしれないが、今回は『欲張らないようにしよう』というカテゴリに入れておく」とし、故障者は多いが米野球専門データサイト「FanGraphs」の先発投手陣のWAR(選手の貢献度)ランキングで30球団中1位の世界一球団を7位に位置付けた。
そして4位にはメッツがランクイン。「ケガで台無しになった2024年シーズンからセンガが健康を取り戻すまで、真のエースがいない、非常にリスクの高い、やや高齢のチームである」と分析し、「現在だけでなく将来も勝ちたいチームにとって、これでは十分ではない」と補強の必要性を説いた。
3位のカブスは今オフ、争奪戦を制し27歳のカイル・タッカー外野手を獲得したが、1年契約のため今季優勝したいところ。しかし球団にエースと呼べる選手はおらず、米FA市場にはエース級の選手はもう残っていないとした。
1位に輝いたのは、パドレスだ。ペトリエロ記者は「パドレスは最も彼を獲得しようと必死だ」とし、ダルビッシュとともに4年間、先発ローテとしてパドレスをけん引したジョー・マスグローブ投手が肘の手術のため今季は欠場することが決まっていると、佐々木の必要性を主張。「パドレスは他のどの球団よりも彼を必要としている」と結論付けた。
なお、6位はレンジャーズ、5位はヤンキース、2位はジャイアンツがランク入りした。
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