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米メディア『ドジャース・ネーション』は14日(日本時間15日)、ドジャースのブランドン・ゴームズGMが発した「これから春季キャンプに向けた数週間で、さらにどのような選択肢があるか探っていく」というコメントを紹介。「GMが今オフの補強はまだ終わっていないと語る」と伝えた。
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■「WS連覇を目指す我々の計画」
ドジャースは今オフ、フリーエージェント(FA)市場からブレイク・スネル投手を5年総額1億8200万ドル(約276億円)で獲得。さらに、ジャイアンツからFAとなっていたマイケル・コンフォート外野手と1年1700万ドル(約25億4800万円)で契約した。
そのほか、ブレイク・トライネン投手、トミー・エドマン外野手とも再契約で合意。ワールドシリーズ連覇へ向けて着々と陣容を整えている。
それでも補強の手を緩める気配はない。ゴームズGMは先日、「成功するための基盤を築くためにいくつかの補強を行った」とした上で、「これから春季キャンプまでの数週間で、さらにどのような選択肢があるか探っていく」とコメントした。
さらに同GMは「チームに変化をもたらす動きを今後も行うつもりだ。それがインパクトのある補強であれ、選手層を厚くするための補強であれ、すべてがワールドシリーズ連覇を目指す我々の計画につながる」と具体的な選手名こそ挙げなかったが、改めて補強へ意欲を見せた。
■佐々木以外の先発投手を獲得か
同GMの発言を受けて、米メディア『ドジャース・ネーション』は今後の動きを予測。「何よりもまず、外野手をもう1人補強する必要がある。テオスカー・ヘルナンデスが最も有力な選択肢となるが、両者はまだ合意に至っていない」と説明。
続けて「外野の補強に加え、もう1人先発投手を必要としている。チームにとっては、ロウキ・ササキ(佐々木朗希)が最優先事項だが、彼が契約を結ぶのは、(国際ボーナスプールがリセットされる)来年1月15日以降とされており、彼の動向が明らかになる前に別の選択肢を追加するかもしれない」と指摘した。
そして、同メディアが最後に言及したのは守護神。「ブルペンの補強を検討する可能性がある。ブルワーズのリリーフ投手デビン・ウィリアムズは、ヤンキースに持っていかれ、補強候補から外れた。現在、チームが獲得できる可能性のあるリリーフ投手としては、オールスター左腕のタナー・スコットがトップ候補。ただ、彼はFA市場で高額な契約を要求してくる見込みだ」と解説した。
外野手、先発、守護神……ドジャースが今後、どのような補強策を打ち出すのか、注目だ。
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