【MLB】ソトは大谷翔平の“7億ドル超え”に見合うのか、ジャッジに迫る今季の打撃データを総ざらい | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【MLB】ソトは大谷翔平の“7億ドル超え”に見合うのか、ジャッジに迫る今季の打撃データを総ざらい

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【MLB】ソトは大谷翔平の“7億ドル超え”に見合うのか、ジャッジに迫る今季の打撃データを総ざらい
  • 【MLB】ソトは大谷翔平の“7億ドル超え”に見合うのか、ジャッジに迫る今季の打撃データを総ざらい

フリーエージェント市場の目玉、フアン・ソト外野手の獲得レースが過熱している。まもなく決着すると見られる争奪戦だが、最終的には総額7億ドル(約1050億円)に到達する可能性も報じられた。

米メディア『ニューヨーク・ポスト』のジョン・ヘイマン記者によると、現在ヤンキース、メッツ、レッドソックス、ブルージェイズの4球団が、大谷翔平投手の「10年総額7億ドル」に迫る超大型契約をオファーしたとのこと。今オフの話題を独占しているソトは、7億ドルの価値に見合うのか。ここでは、今季の公式データを参考にソトの打撃にフォーカスする。

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■「世界最高峰」のふたりに迫る打撃指標

メジャー7年目のソトは、今季157試合に出場し、打率.288、ア・リーグ3位の41本塁打、同4位の109打点をマーク。アーロン・ジャッジ外野手、大谷翔平投手に次ぐ、メジャー全体3位のOPS.989と打撃タイトルの上位を席巻した。

MLB公式のデータページ『Baseball Savant』でソトの打撃データを掘り下げると、現役最高クラスのポテンシャルが浮き彫りになる。今季の「平均打球速度」94.2マイル(約151.6キロ)は、OPSと同じくメジャー全体で3位に。

また、95マイル(約152.8キロ)以上の打球割合を示す「ハードヒット率」でも57.0%をマーク。もっとも安打になりやすい打球速度と角度の組み合わせ「バレルゾーン」の割合を示す指標でも19.7%で、どちらもジャッジと大谷に次ぐ全体3位にランクインしている。

■ジャッジと大谷翔平を凌ぐ「確実性」

加えて、スイング時にバットの芯で捉える割合「Squared-Up%」では、両者を遥かに凌ぐ32.0%を記録しており、軽打が多い打者に交じっても全選手13位に位置している。選球眼に優れ、四球が多く、空振り率と三振割合はジャッジ、大谷よりも少ない。現役最高の打者2人に限りなく近いポテンシャルを持っていると言っても差し支えないだろう。

ソトの価値をさらに高めているのが、26歳になったばかりという若さ。これから全盛期を迎える可能性が高く、さらなる成長に期待がかかる。外野守備は平均よりも劣る点が多いため、将来的には一塁手、指名打者あたりに落ち着きそうだが、各球団が血眼になって獲得レースに参戦しているのも頷ける。

歴史的な大型契約は生まれるのか。ソト争奪戦は、まもなく決着すると見られている。

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