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メジャーリーグは25日(日本時間26日)から、今季の世界一を決めるワールドシリーズが開催される。ア・リーグ優勝のヤンキースは、2009年以来の大舞台へ。対するナ・リーグ覇者ドジャースは、2020年以来となる世界一奪還へ挑む。
両人気球団43年ぶりの対決とあって、観戦チケットの価格が高騰している様子。米メディア『ドジャース・ネーション』は、プレミア化する歴史的一戦について驚きを持って報じている。
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■展開次第ではさらなる価格アップも
ワールドシリーズ開幕戦と第2戦は、ドジャースの本拠地ドジャースタジアムで開催される。同記事によると、米チケット再販サイト『ビビッド・シート』では、現在もっとも安いチケットが第1戦の1125ドル(約17万円)。球場の両サイドが1125ドルから2000ドルで、中央付近は2000ドルから4000ドル。本塁後方付近では、1万5000から2万5000ドルもの価格がついているという。さらに、現地土曜日の第2戦は、本塁後方のチケット価格を4万8000ドル(約723万円)に設定したとのこと。
高騰が止まらない中で『ドジャース・ネーション』公式Xは、「あなたもチケット手に入れるつもりですか?」と投稿。ファンからの意見を募ったが、返信欄には「オンラインで視聴するのがベスト。交通渋滞が酷いのでお金とエネルギーを節約」「リモコンを手に家でビールでも飲むわ」「球場の大半が空席になる価格だ」と、落胆のコメントが多く寄せられた。
大谷翔平投手とアーロン・ジャッジ外野手、両リーグの本塁打王競演も見どころで話題を集める今季のワールドシリーズ。展開次第では、チケット価格はさらに釣り上がるとも予想される。リーグ優勝決定シリーズでは、多くのハリウッドスターたちが球場に押し掛けたドジャースとヤンキースの最終決戦。庶民には手が届かない、歴史的な一戦となりそうだ。
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