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ドジャースの大谷翔平投手が17日(日本時間18日)、敵地でのマーリンズ戦に「1番DH」で先発出場し、第2打席に5試合ぶりの48号2ランを放った。これで「48-48」(48本塁打、48盗塁)に到達したが、試合は打ち合いの末に9-11で敗れた。
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■「積み上げていければいいと思う」
前人未踏の「50-50」にまた一歩近づいた大谷。試合後、取材に応じ「(48号は)反撃につながる一本だったので、そこは良かった。ただ、7-6(6回2死)の一、三塁の場面で得点したかった」と振り返った。
さらに「50-50に向けてプレッシャーを感じているか」と問われると、「それはあまりない」とキッパリ。「本当にいい打席を1打席でも多く重ねたいと思っている。それはもうシーズンが始まってから今まで変わらないので……。そこはあまり変わらない」と話し、重圧に関しては無縁を強調した。
その上で「積み上げていければいいと思う。そこ(50-50)に早くたどり着くということは、それだけ(チームの勝利に)貢献できていることだと思うので」と話した。
■チームファーストの姿勢を称賛
また、現在のスイングについては「いつどんな時でも、ちょっとしたズレで崩れてくる。逆に言えば、少しの感覚が戻れば調子の波っていうのはすぐ来るものだと思う。それ(いい状態)を持続するのは、いつでも難しいと思っている」と本音を明かした。
また、デーブ・ロバーツ監督に対しても「オオタニは50-50の重圧を感じていると思うか」という質問が飛び、「彼はプレッシャーを感じていないと思う。ただ、頭の片隅にはあると思う。そして、それは自然なこと。彼はただ早く終わらせたいと思っているだろう」と大谷の思いを代弁した。「それ(記録)よりも、彼は相手と競り合ってチームの勝利を手助けしようとしているんだ」と話し、チームファーストの姿勢を称賛した。
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