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WBAスーパー・WBC・IBF・WBO世界スーパーバンタム級統一王者の井上尚弥は3日、有明アリーナでWBO2位のTJ・ドヘニー(アイルランド)と対戦。7ラウンドにTKO勝ちし、2度目の防衛に成功した。
◆【実際の映像】「音がエグい……」ドヘニーの腰を粉砕、井上尚弥のド迫力ラッシュを間近で捉えたリングサイド視点のカメラ
■ボディが効いたか……腰を痛めてTKO
井上が今年5月に東京ドームで行われたルイス・ネリ戦以来となる、2度目の主要4団体の王座防衛に成功した。
第1ラウンド、ジャブで慎重に様子を見合う両者。井上がプレッシャーをかけてドヘニーはロープを背負ってラウンドする展開。
第2ラウンドは井上が高速ステップでボディを放ち、ドヘニーの上半身がロープ外に出る場面も見られた。井上はドヘニーをコーナーに追い込み、ドヘニーが逃げる。
第6ラウンドから手数が増え始めたドヘニー。井上は顔面とボディを攻める。ドヘニーの顔面が腫れ、疲れが見え始めたドヘニーをロープ際に追い込み、連打の手を止めない。井上にはまだまだ余裕が見える。
第7ラウンド、仕留めに行った井上がドヘニーをロープに追い込み連打を浴びせた。すると、ドヘニーが腰を押さえてそのまま試合終了。井上が7ラウンド14秒でTKO勝利を収めた。
実況席は異例の事態に騒然。「ボディが効いた?」「ボディ打ちの波動が背中まで来た?分からないですけど、井上選手くらいになると……ドヘニーに聞いてみたいです」「背中に貫通する破壊力」「正直見たことがないです、こういうフィニッシュシーンは」と井上の破壊力を絶賛した。
試合後のマイクで井上は「今回のテーマというか、丁寧にボクシングというものを組み立てることを意識しました」とコメント。「まだまだ未完成だと思いますし、今日は僕のコンディションが悪いというわけではなく、これがドヘニーのうまさだと思います。もっと上を目指したいと思います」と今後への意気込みを語った。
これで井上は28戦28勝(25KO)と無敗記録を更新。井上は年内に東京でもう1試合を行い、来年にはラスベガスでの試合に臨む予定だと言う。
◆【実際の映像】井上尚弥のラッシュを受け、腰を痛がりリング上で足を引きずるドヘニー 最後は膝をついて棄権
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𝐍𝐞𝐰 𝐀𝐧𝐠𝐥𝐞! 👹
A ringside view of @naoyainoue_410 stopping TJ Doheny 💥
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— BoxingScene.com (@boxingscene) September 3, 2024
And it’s all 𝙊𝙑𝙀𝙍! ❌@naoyainoue_410 picks up another stoppage victory as TJ Doheny appears to pull out due to a back injury in the 7th Round #InoueDoheny
🎥 Top Rank pic.twitter.com/1LamE9ZgCG
— BoxingScene.com (@boxingscene) September 3, 2024