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ブルワーズは15日(日本時間16日)、クリスチャン・イエリッチ外野手が翌日に腰の手術を受けることを発表。今季の残りシーズンを欠場することになった。
ドジャースの大谷翔平投手らと首位打者争いを繰り広げていた2018、19年のタイトルホルダーが離脱。終盤にかけての争いに影響が出てくることになる。
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■腰痛に苦しみ数回の戦線離脱
イエリッチは今季73試合に出場し打率.315、11本塁打、42打点を記録。一時期は大谷を上回り首位打者に立っていたが、ここ数年苦しめられていた腰痛の影響で数回の戦線離脱。今回手術を受け、来季以降の復活に向けて備えることになった。
米スポーツ専門局『ESPN』は「ブルワーズのクリスチャン・イエリッチが腰の手術でシーズン終了」と見出しを打ち記事を掲載。「2018年のナ・リーグMVPが復活を遂げたシーズンに終止符を打つことになった」と記している。
記事ではイエリッチが自身のSNSに投稿したメッセージを紹介。「手術は我々に残された最善の選択肢だった」と語ったイエリッチは、「症状が改善しないまま来てしまった。できることは試したが、選択肢がなくなり、決断を下す時が来た」と苦渋の選択であったと明かした。
「本当に最悪としか言いようがない」と現在の心境を明かしたイエリッチだが、「スポーツの一部で、こういうことは起こり得る。怪我をした後に治療をして、またプレーする。できるだけ前向きでいようと努力していく」と今後を見据えた。
なお、イエリッチが今季絶望となったことで、現時点でのナ・リーグはパドレスのルイス・アラエス内野手が打率.307で首位。8月に調子を落とし、打率を.294まで下げた大谷だが、ここからの復調次第では逆転の可能性も残されている。ライバルが離脱した状況でタイトル争いにも注目が集まっていく。
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