【アイビスSD／穴ライズ】名手が駆る「充実期」のベテラン　久々の舞台に前日“2桁人気”のリベンジ

第24回アイビスサマーダッシュ(GIII、新潟芝1000m）は昨年9番人気が制し、3連単は9→6→12番人気で80万馬券が飛び出した波乱含みの一戦。今年も穴馬台頭の可能性がある。

本記事では「穴馬をアナライズ（分析）する」をテーマに、アイビスサマーダッシュの穴馬候補をピックアップ。ここでは「グレイトゲイナー」を取り上げる。

■グレイトゲイナー

2021年のアイビスサマーダッシュで、勝ち馬オールアットワンスの5着に好走したグレイトゲイナー。4歳だった当時は3勝クラスの身であり、さらに初の直線競馬だったが、適性の高さで人気を上回る走りを見せている。

今回はそれ以来の新潟1000m戦。そのときと比較してどれだけこの馬が成長しているか、が焦点となるが、昨年11月に初のオープン勝ちを飾ると、年始のカーバンクルSでは逃げて僅差の2着。このクラスでも戦えることを示しており、成長途上だった3年前以上の結果を十分に狙えると見た。

過去10年で7歳馬が3勝をマークし、勝率ではトップタイ。酷暑であることに加えて、直線という特殊条件下では、ベテランの経験がモノを言うのだろう。さらに今回は、大井所属で新潟出身の笹川翼が騎乗する。地方の名手が駆る伏兵とあって、ノーマークは厳禁。必ず馬券に組み込んでおきたい一頭だ。