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ア・リーグ西地区で首位争いを続けるマリナーズが25日(日本時間26日)、レイズのランディ・アロサレーナ外野手を獲得したと米複数のメディアが一斉に報じた。『ESPN』のジェフ・パッサン記者によれば、交換相手はマイナーのエイダン・スミス外野手、右腕のブロディ・ホプキンス投手、そして後日発表の1選手を加えた1対3のトレードになるとのこと。
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■「投手天国」のマリナーズ本拠地とも相性はまずまず
今季メジャー6年目、29歳のアロサレーナはここまで100試合に出場して打率.211、15本塁打、37打点、OPS.712の成績。4月、5月は打率1割台と極度の不振に喘いでいたが、6月はOPS.892と持ち直し、7月も堅実な働きを続けている。
移籍先となるマリナーズは、今季ここまでメジャーワーストのチーム打率.216と打線が低迷。全30球場でもっとも「投手天国」の本拠地T-モバイル・パークの影響が大きく、チーム全体で全球団最多の1066三振と課題を抱えていた。球界屈指の先発投手陣に支えられていたが、直近10試合では2勝8敗。同地区ライバルのアストロズに首位の座を奪われていた。
またレギュラークラスの野手に負傷者が相次ぎ、“イチローの愛弟子”としても知られるフリオ・ロドリゲス外野手が守備の際にフェンス激突で右足首を捻挫。さらには、遊撃手のキャプテンJ.Pクロフォード内野手が死球で右手小指を骨折し戦線離脱。打線の補強が急務とされていた。
アロサレーナはT-モバイル・パークでの通算成績が打率.289(45打数19安打)、3本塁打、OPS.844でマリナーズとの相性も良好。貧打に喘ぐチームの起爆剤となれるか注目だ。
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