【アイビスSD/データ攻略】「連対率71%」該当の人気盲点 復活遂げた穴馬の前走は“フロックにあらず” | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【アイビスSD/データ攻略】「連対率71%」該当の人気盲点 復活遂げた穴馬の前走は“フロックにあらず”

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【アイビスSD/データ攻略】「連対率71%」該当の人気盲点 復活遂げた穴馬の前走は“フロックにあらず”
  • 【アイビスSD/データ攻略】「連対率71%」該当の人気盲点 復活遂げた穴馬の前走は“フロックにあらず”

今週は新潟競馬場でアイビスサマーダッシュ(芝1000m)が行われる。日本で唯一、直線競馬で施行される名物重賞にスピード自慢が集結。1分に満たない決着の行方から目が離せない。

ここでは、過去10年からマウンテンムスメモズメイメイにフォーカスしたデータを取り上げる。

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■マウンテンムスメに「連対率71%」データ該当

キャリアのほとんどを逃げ戦法で過ごしてきたマウンテンムスメ。不振にあえいでいた近走から鮮やかな一変をはたした前走韋駄天Sもまた、テンのダッシュ力全開での復活劇だった。当時が人気薄での激走ゆえ、人気盲点が予想される1頭だが“前走はフロックにあらず”を証明するデータがこちら。

・前走新潟の直線競馬で逃げた馬【2.3.0.2】

該当の7戦中5戦で連対と極めて高い好走率。餅は餅屋、と言わんばかりに当舞台で先手を奪った馬による好走が後を絶たない。

マウンテンムスメについて補足すると、3勝クラス以上で挙げた3連対はすべて前走から中2ヶ月以上の休み明け。昨年、一昨年と挑んだ本レースは間隔が詰まったローテーションが馬にフィットしなかったのだろう。理想的と言えるローテーションで臨む今年はこれまでとは違った姿を見せてくれそうだ。

■モズメイメイに立ちはだかる【0.0.1.6】の壁

その一方で、前評判ほど“買い”と言い切れないのがモズメイメイだ。前走北九州記念で3着と復活ののろしを上げたスプリンター。葵Sで披露したロケットスタートとは異なるスタイルで脚質の幅を広げた点は収穫も、連続好走に黄色信号が灯るデータをお伝えする。

・前走重賞で上がり3F3位以内【0.0.1.6】

当日4番人気内馬が3頭いたにもかかわらず、連対ゼロと散々たる成績。この該当馬は芝1200m以上の距離から参戦をはたしたが、追走に苦労した挙句、終いの脚も伸ばせないという結果に終わっている。

モズメイメイについて補足すると、同馬の父リアルインパクト産駒は新潟芝1000mで【0.0.2.12】。こちらも連対がなく、産駒の直線競馬に対する適性には疑問符が付いてしまうのが事実だ。完全復活の期待がかかる一戦だが、この条件では様子見が妥当なのかもしれない。

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著者プロフィール

田原基成(たはらもとなり)●競馬評論家競馬予想の魅力を世に発信し続ける「競馬ストーリーテラー」。予想に対して謎ときに近い魅力を感じており、ローテーション・血統の分野にて競馬本を執筆。現在はUMAJIN内「競馬サロン」にてコラム【競馬評論家・田原基成のいま身につけるべき予想の視点】 執筆中。『SPREAD』ではデータ分析から読み取れる背景を紐解き、「データの裏側にある競馬の本質」を伝えていく。

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