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ドジャースの大谷翔平投手は21日(日本時間22日)、本拠地でのレッドソックス戦に「1番DH」で先発出場。5回の第3打席に今季30号アーチを放った。
MLB公式サイトが試合後に大谷の驚愕の一打について記事を掲載。指揮官や同僚が称賛の言葉を並べている。
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■球宴では自身初本塁打を記録
前半戦をナ・リーグ本塁打トップで折り返し、自身初のオールスター1号も放った大谷。迎えた後半戦の3試合目で待望の一発を放った。
ドジャース2点リードの5回、無死走者なしで迎えた第3打席。大谷は相手先発カッター・クロフォード投手の4球目カットボールを捉えると、打球は速度116.7マイル(約187.8キロ)で伸びて中堅スタンド奥へと着弾。今季30号アーチは、飛距離473フィート(約144.2メートル)の超特大弾となった。
試合後にロバーツ監督は「彼はいつも驚かせてくれる」と切り出すと、「あのボールがどれだけ飛んだのか、バットからどのように放たれたのかを見れば、あんな風に打つ想像はできない。彼は全力で打ったと言っていたが、そんな人は見たことがない」と軽く振ったかに見える打球の飛距離に驚いた。
また、この試合6本塁打と一発攻勢をかけたチームのなかで、2試合連続弾を放ち存在感を見せたのがギャビン・ラックス内野手。大谷については「彼に関しては、もう何も驚かない」と語ったラックスは、「バットから放たれた音がショットガンのようだった。彼は特別な選手だ」と称えたあとに、「来年は彼の投球を見るのが楽しみだ」と投手としての大谷にも期待を寄せているとした。
大谷はこれで、日本選手では初の4年連続30号を達成し、日米通算250号にも王手をかけた。メジャーの世界も驚愕させるパワーで、さらなる節目に到達できるのか。
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