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第72回中京記念(GIII、小倉芝1800m)は昨年が8番人気が制し、2022年は6→10番人気決着と波乱含みの一戦。今年は2年ぶりの小倉開催となり、例年以上に穴馬台頭の可能性がある。
本記事では「穴馬をアナライズ(分析)する」をテーマに、中京記念の穴馬候補をピックアップ。ここでは「セルバーグ」を取り上げる。
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■セルバーグ
前走のエプソムCは、58キロを背負いながらも果敢に逃げて7着。結果的に敗れはしたものの、この馬の持ち味であるケレン味のない逃げで、接戦の3着争いから0秒1差と健闘していた。なお、この一角には、次走の函館記念で2着に好走するグランディアの姿も。それを考えればレベルは低くなかったはずだ。
昨年このレースを制しているように、今年はディフェンディングチャンピオンとして連覇に挑む。当時とは違い、今回は小倉開催、さらにマイルから1800mへの距離延長となるが、同条件で行われた3走前の小倉大賞典で3着に逃げ粘っている。コース適性に疑いようはなく、このくらいの距離の方が先手を取りやすくなっており、いまはベスト条件か。好相性のコースで激走を狙う。
過去10年、5歳馬が6勝とダントツの好成績を収めており、複勝率も年代別ではトップ。2020年には18番人気の5歳馬メイケイダイハードが勝利し、15年には同じく5歳の13番人気アルマディヴァンが2着に入って波乱を演出している。同型が少なく、展開が向きそうな今回、5歳のセルバーグが高配当を呼び込む。
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