米スポーツメディア『ブリーチャー・レポート』は17日（日本時間18日）、「シーズン後半に向けた10の重要な疑問」という見出しを掲げ、記事を公開した。その中には「ドジャースはナ・リーグ西地区で危機に瀕しているのか」というテーマもあり、同メディアは「首位を譲ることはないだろうが、気を引き締めるべき」とし、ゲーム差が詰まると予測した。
◆山本由伸、カーショー、ベッツ…故障者続出のドジャース、投打主力の“復帰Xデー”まとめ
■吉田所属のレ軍3連戦でスタート
オールスターブレイクが明け、シーズンは19日（同20日）から後半戦がスタートする。大谷翔平投手の所属するドジャースは、本拠地でレッドソックスとの3連戦に臨む。
ナ・リーグ西地区で2位に7ゲーム差をつけて首位に立つドジャースだが、最近6試合は1勝5敗と失速。特にオールスターブレイクに入る直前の試合では、2試合連続サヨナラ負けという屈辱も経験した。
チームに影を落としているのは、負傷者の多さ。ムーキー・ベッツ内野手やマックス・マンシー内野手のほか、山本由伸投手やタイラー・グラスノー投手という中心選手たちが次々と負傷者リスト（IL）入りしており、首位をキープしているとはいえ、決して安泰というわけではない。
『ブリーチャー・レポート』は不調に陥っているチーム状況を踏まえ、「ドジャースはナ・リーグ西地区で危機に瀕しているのか」というテーマで記事を掲載し、見解を示した。
■優勝確率が上昇し続けるワケは……
同メディアは「（データを扱う）ファングラフスは開幕当時、ドジャースがナ・リーグ西地区を制覇する確率を 71.6% と予測した。ところが、その確率は上がり続けて86.5% にまで上がった」と紹介した。
負傷者続出で失速しても、なぜ優勝確率は上がるのか。それは苦境に耐えられるだけの選手層を誇っていることや、今後は負傷者が戻って来るため、上昇モードに転じるという期待感が後押ししていると同メディアは見立てた。
ただ、パドレスやダイヤモンドバックス、ジャイアンツといった同地区ライバル球団は、一足早く負傷者が復帰し始めており、いよいよ追い上げ態勢に入っている。このため、同メディアはドジャースについて「絶望的ではない。ただ、気を引き締めるべきだ」と指摘。結論としては「ドジャースは持ちこたえるだろうが、最終的には（2位との）ゲーム差は5よりも小さくなるだろう」と予想した。
◆OPS「.993→.714」……昨季の“二冠王”オルソンらが思わぬ大不振 苦戦するスター選手を公式が特集
◆山本由伸、カーショー、ベッツ…故障者続出のドジャース、投打主力の“復帰Xデー”まとめ
◆トレードの噂が絶えないオールスター選手、本音激白 クロシェ「将来的な見返りが……」と前向き ゲレーロJr.は「トロントに残りたい」
