【MLB】大谷翔平にフォーシームは通じない ジャッジを超えた全打者トップを示す得点期待値「+16」 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【MLB】大谷翔平にフォーシームは通じない ジャッジを超えた全打者トップを示す得点期待値「+16」

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【MLB】大谷翔平にフォーシームは通じない ジャッジを超えた全打者トップを示す得点期待値「+16」
  • 【MLB】大谷翔平にフォーシームは通じない ジャッジを超えた全打者トップを示す得点期待値「+16」

今季ドジャースに入団した大谷翔平投手は、ここまで94試合に出場し打率.316、ナ・リーグトップの29本塁打、69打点、23盗塁、OPS1.035と圧巻の好成績。4度目のオールスターでは初の本塁打を記録するなど、最高の形で前半戦を締めくくった。

右ひじ手術のリハビリを続けながら打者専念となった今季は、過去最高とも言える力強い打撃を続けている。ここでは、メジャー最高峰に登り詰めた大谷の球種別データに注目してみたい。

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■得点を生み出す能力が傑出

MLB公式のデータページ『Baseball Savant』で、大谷のフォーシームの成績を掘り下げてみる。球種別打率では、46本塁打を放った2021年が.258、22年が.302、昨季は.394と完全攻略。今季も.315で8本塁打を放っている。得点期待値の変動を示す「RunValue(ランバリュー)」では、メジャー全打者全球種で単独トップの「+16」を記録。打者の場合、この数値が大きいほど「得点を生み出す能力が高い」と捉えていい指標だ。

2位以下では、アーロン・ジャッジ外野手、フアン・ソト外野手、カイル・タッカー外野手が「+15」で大谷に肉薄。球種割合が多いフォーシームやシンカーで数字が伸びやすい指標だが、大谷の同僚テオスカー・ヘルナンデス外野手は、チェンジアップで「+11」をマークしている。

大谷はフォーシームのRunValueで、昨季は過去最高の「+19」を記録しメジャー全体で7位に入ったが、今季はさらにそれを上回る勢いで得点を生み出している。95マイル(約152.8キロ)以上の投球に限ると「+9」で、こちらもジャッジと並んでトップ。メジャーでもっとも「甘いフォーシームを投げてはいけない打者」の座を常に争っている。

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