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フィリーズのカイル・シュワーバー外野手は11日(日本時間12日)、本拠地で行われたドジャース戦に「1番DH」で先発出場。8回の第5打席に右翼への今季19号ソロを放った。
同じく「1番DH」で先発した大谷翔平投手は3連戦で本塁打がなかったのに対し、ドジャースとの3連戦で復帰を果たしたシュワーバーは、2試合連続弾でフィリーズをけん引している。
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■2023年シーズンは史上初の記録達成
シュワーバーは2023年シーズン、打率.197ながら47本塁打、104打点をマークし、史上初となる打率1割台による「40本塁打100打点」を達成。その目を引く成績から“ロマン砲”と呼ばれ注目を集めた。
そして迎えた今季は4月こそ月間打率.197で始まったが、5月に月間.297の“高打率”を記録。6月以降も大きく打率を下げることなく、6月下旬にけがにより故障者リスト(IL)入りした時点で打率は「.250」。ドジャース戦で復帰を果たし、3試合連続で4打数1安打で打率をキープしている。
この2試合で2ホーマーを放ったシュワーバーは、19本塁打でリーグ5位タイと長打力は健在。60四球はナ・リーグ首位を独走しており、出塁率は.373と打率を1割以上も上回るなど、異色の1番バッターとして機能性を示している。
チームメートのブライス・ハーパー内野手とともにけがでILしたものの、復帰を果たしたシュワーバー。首位を独走するフィリーズのリードオフマンとして新たな姿を見せる“ロマン砲”がどのようなシーズンを送るのか。
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