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ドジャースの大谷翔平投手は11日(日本時間12日)、敵地シチズンズ・バンク・パークでのフィリーズ戦に「1番DH」で先発出場する。前日の試合では、4打数2安打1打点1盗塁。一時同点となる適時打を放つも、3-4で競り負け。チームは3連敗となった。
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■生え抜き右腕から通算200号アーチなるか
相手先発は、メジャー10年目のアーロン・ノラ投手。2018年には17勝を挙げ、サイヤング賞投票3位にランクイン。毎年安定した投球で200イニング超えが3度、今季を含め二桁勝利を6度記録している生え抜きの右腕だ。投球の31.9%を占めるナックルカーブが特徴で、フォーシームの球速は92.2マイル(約148.3キロ)と平均以下だが、球持ちが良く、今季の被打率はわずか「.110」。シンカー、チェンジアップ、カットボールと多彩な球種を持ち合わせている。
大谷はノラと初対決。ドジャース打線では、ユーティリティのミゲル・ロハス内野手が打率.303(33打数10安打)と好相性。フレディ・フリーマン内野手は.239、ウィル・スミス捕手は.143と苦戦しており、下位打線の奮起がカギを握りそうだ。
ドジャースは投手陣に故障者続出で、6月28日(同29日)以降の防御率はメジャーワーストの「7.28」と危機的状況。トレード期限の補強を待ちつつ、強力打線で打ち勝つしかない一戦。連敗で迎えた3連戦の最終戦、大谷の“通算200号”今季29号アーチでスイープ阻止なるか。
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試合情報
ドジャース-フィリーズ試合開始:日本時間7月12日(金)7時5分中継情報:NHK BS1/サブ102ch、J SPORTS 2、ABEMAプレミアム、SPOTVNOW、MLB.tv