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ドジャースは5日(日本時間6日)、ベテランのジェイソン・ヘイワード外野手を左膝の打撲で10日間の負傷者リスト(IL)に入りにすると発表した。これに伴い、ジェームズ・アウトマン外野手がメジャー再昇格。
デーブ・ロバーツ監督は試合前に報道陣の取材に応じ、「(ヘイワードの)半月板と靭帯は無傷。1週間から2週間で回復するはずだ。ジェームズ(アウトマン)を連れてきた」と明かした。
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■粗削りな打撃が課題
現在27歳のアウトマンは、2018年のドラフト7巡目全体224位でドジャースに入団。22年にメジャーデビューし4試合に出場、初打席で初本塁打を記録した。昨季は広い守備範囲を活かして、中堅手のレギュラーに定着。打率.248、23本塁打、70打点、16盗塁でナ・リーグ新人王投票でも3位にランクインした。
メジャーでも指折りの外野守備と俊足が魅力だが、打撃はまだまだ粗削り。昨季の空振り率「36.6%」はメジャーワースト2位、全打席に対する三振率「31.9%」はワースト3位と多くの改善点を残していた。今季はここまで36試合に出場し、打率.147、3本塁打、10打点。5月中旬にマイナーへ降格され38試合で9本塁打、OPS.924と結果を残してメジャー再昇格を果たした。
ドジャースはヘイワードが離脱し、負傷者リスト入りの選手が14人に膨れ上がった危機的状況。アウトマンが昨季のようなパフォーマンスを取り戻せるかに期待がかかる。
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