【MLB】「打率.360」今季空振り“わずか21回”の安打製造機クワン、規定打席到達でジャッジの三冠阻止へ急浮上 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【MLB】「打率.360」今季空振り“わずか21回”の安打製造機クワン、規定打席到達でジャッジの三冠阻止へ急浮上

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【MLB】「打率.360」今季空振り“わずか21回”の安打製造機クワン、規定打席到達でジャッジの三冠阻止へ急浮上
  • 【MLB】「打率.360」今季空振り“わずか21回”の安打製造機クワン、規定打席到達でジャッジの三冠阻止へ急浮上

ガーディアンズスティーブン・クワン外野手が3日(日本時間4日)、本拠地でのホワイトソックス戦に出場。4打数1安打で今季の規定打席に到達、ア・リーグ打率部門でアーロン・ジャッジ外野手の.318を大きく上回る「.360」でトップに躍り出た。

今季三冠王にも期待がかかるジャッジの前に現れた“伏兵”の活躍は、偶然か必然か……。ここでは、メジャー3年目の安打製造機クワンを掘り下げてみる。

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■26歳の左翼手が本格開花

左投げ左打ちの26歳クワンは、2018年のドラフト5巡目全体163位でガーディアンズに入団。巧みなバットコントロールで22年にメジャー初昇格を果たすと、デビュー戦から116球空振りなしという00年以降の最長記録を作って話題を集めた。

この年は、打率.298でア・リーグ新人王投票の3位に。翌23年は打率.268と数字を落としたものの、158試合で171安打をマーク。左翼手の守備でも高い評価を受け、2年連続のゴールドグラブ賞を獲得した。

MLB公式のデータページ『Baseball Savant』を見ると、クワンの打撃で際立つのは“異次元のコンタクト能力”だ。今季260打席に立って、空振りはわずか21回。前日時点でスイング時の空振り率「5.7%」はメジャー全体トップの少なさで、2位につける“安打製造機”パドレスのルイス・アラエス内野手の「8.3%」を凌ぐ。全打席に対する三振割合「7.8%」は、アラエスに次いで全体2位の少なさ。初球スイング率が極端に低く、ボール球にも手を出さないアベレージヒッターだ。

平均打球速度が非常に低く、MLBでは“異色”の特徴を持つクワン。現代野球の申し子のようなジャッジとの首位打者争いは今後どうなっていくのか。26歳の成長株にもぜひ注目してほしい。

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