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ドジャースの大谷翔平投手は20日(日本時間21日)、敵地クアーズフィールドで行われたロッキーズ戦に「1番DH」で先発出場。初回の第1打席にナ・リーグ単独トップとなる21号先頭打者本塁打を放つなど、3打数1安打1打点2四球の活躍でチームの勝利に貢献した。
朝起きたら大谷が打っていた――このような経験をした日本のファンは少なくないのではないか。そこで、デーゲームとナイトゲームの成績を比較してみた。
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■デーゲームは2年連続「OPS1.200」超え
米データサイト『Baseball Reference』で19日(同20日)終了時点の成績を見ると、大谷はメジャー通算774試合でデーゲーム223試合、ナイトゲーム551試合に出場している。打率、出塁率、長打率、OPS(長打率+出塁率)を比較すると、デーゲームが.294/.394/.575/.969に対し、ナイトゲームは.273/.358/.556/.914とやや見劣りする。
大谷は直近5年間、同部門全てでデーゲームの成績がナイトゲームを上回っており、昨季と今季はデーゲームがOPS1.206、1.204と突出している一方で、ナイトゲームはOPS1.002、.922と開きがある。
成績の差に明確な根拠を示すのは難しいが、単なる偶然と片付けるには早計とも言える。少なくとも「寝ている間に活躍することが多い」と感じた日本のファンの感覚は、どうやら間違っていないようだ。
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