
ドジャースの大谷翔平投手は20日(日本時間21日)、敵地でのロッキーズ戦に「1番DH」で先発出場。3打数1安打1打点2四球で、打率は.318となった。1回の第1打席では今季21号となる先頭打者本塁打を放ち、ナ・リーグ単独トップに立った。試合は5-3でドジャースが勝利し、このカードを3勝1敗と勝ち越した。
◆【速報/動画アリ】大谷翔平、3戦連発23号は右中間への驚愕186キロ 古巣相手に連日の一打、139メートル弾にドジャースタジアムは大熱狂
■ナ・リーグ単独トップの21号
プレーボール直後の第1打席。大谷はカウント2-1から先発左腕タイ・ブラック投手が投じた89.1マイル(約143キロ)のシンカーを捉えた。打球は中堅方向へ伸び、最後は外野手が伸ばした手のわずか上を越え、スタンドイン。飛距離427(約130メートル)の先頭打者アーチとなった。
先頭弾は2022年5月22日以来2年ぶりで、自身7本目。また、2試合ぶりの21号で、20本塁打のマルセル・オズナ外野手(ブレーブス)を抜き去り、リーグ単独トップに立った。
大谷の本塁打について、フレディ・フリーマン内野手は「先頭打者アーチはいつ見てもうれしい。勢いが付くし、あれで試合の流れが決まった」とコメント。さらに「オオタニはどの打順でも素晴らしい。どこで打とうと関係ない。何番でも彼は打つよ」と話し、笑顔を見せた。
■指揮官「絶好調が続いている」
ムーキー・ベッツ内野手の負傷離脱に伴い、4試合連続で1番に入っている大谷。全試合で安打と打点を記録し、本塁打2本を含む18打数8安打6打点という好調ぶり。
米地元紙『オレンジ・カウンティー・レジスター』などによると、デーブ・ロバーツ監督は大谷の1番起用について「デフォルト(当然のこと)。以前にも1番を打ったことがあるし、他に適任がいない。スイングはさらに良くなっている。ストライクゾーンをコントロールし、やるべきことをやっている」と説明。21号アーチについても「絶好調が続いているね」と話したという。
大谷が1番に入り、チームは3勝1敗。14人が負傷者リスト(IL)入りするという緊急事態だが、大谷のバットがチームの勢いを加速させている。
◆【速報/動画アリ】大谷翔平、3戦連発23号は右中間への驚愕186キロ 古巣相手に連日の一打、139メートル弾にドジャースタジアムは大熱狂