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ドジャースは29日(日本時間30日)、敵地でのメッツ戦に臨み10-3で勝利した。この試合、「2番DH」で先発出場した大谷翔平投手が14号2ランを放ったほか、4番ウィル・スミス捕手は8、9号を叩き込み、自身通算100号に到達。
ムーキー・ベッツ内野手、フレディ・フリーマン内野手が無安打に終わった中、チームの3連勝に貢献した。
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■球団史上4人目となる「捕手で100本」
大谷に46打席ぶりとなる一発が飛び出した試合で、ひと際輝きを放ったのが捕手のスミス。第1打席で8号ソロを放つと、第4打席でも9号2ランを左中間スタンドへ運んだ。4番にふさわしい打撃に加え、マウンドに上がった計7投手を巧みにリードし、チームに3連勝をもたらした。
この日の2発でスミスは通算100本塁打を達成。ロイ・キャンパネラ、マイク・ピアザ、スティーブ・イェーガーに続き、ドジャース史上100本塁打を記録した4人目の捕手となった。
スミスは試合後、100本塁打の仲間入りしたことについて「本当に素晴らしいことだ。彼らは偉大な業績を残し、殿堂入りもしている。私にとっては、うれしい節目となった。でも今は、まず勝つことに集中したい」と喜んだ。
前日のメッツ戦(ダブルヘッダーの2試合目)でも、休養のために欠場した大谷の代わりに「DH」に入り、見事本塁打を放っていた。
■シーズン開幕前に大谷と同じ10年契約を結ぶ
MLB公式サイトは「ドジャースといえば、ムーキー・ベッツ、フレディ・フリーマン、大谷で形成するMVPトリオが注目の的だが、地位を確立したスミスが彼らに加わることで、今やドジャースは野球界で最も恐れられるBIG4を抱えることになった」と記し、称賛した。
大谷と同じく29歳のスミスは開幕前、新たに10年の契約延長にサイン。大谷もオフに10年総額7億ドルで契約しており、「頼れる4番」と「二刀流」が、チームの今後10年間をけん引していくことになる。
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