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ドジャースの大谷翔平投手が、元通訳の水原一平氏の違法賭博疑惑について、試合前に声明を発表。新しい通訳の隣で、日本語のメモを読み上げるかたちで行われた。
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■野球以外に賭けた選手は罰金処分に
MLB公式サイトも大谷の声明文について記事を公開。フアン・トリビオ記者は「12分の記者会見は通訳のウィル・アイアトンを介して話すだけで、出席した70人以上の記者からの質問はなかった」と、現地の状況をリポートした。
トリビオ記者は大谷の声明文をまとめ、「結局、オオタニは、特に野球に関しては、決して賭けをしたことはないと繰り返した。もちろん、それは重要な主張だ」と同意。
「違法賭博、もしくはその代理人を介して賭けを行った場合、状況に応じて罰則が科される」とのメジャーリーグの規則を引用し、2015年に違反したマーリンズのジャレッド・コサート投手が罰金を科せられたが、野球には賭けていなかったとリーグが判断したため、出場停止処分には至らなかったと事例を紹介した。
メジャーリーグは22日(同23日)に、この違法賭博疑惑について正式な調査プロセスを開始したことを発表している。
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(A.Kudo/SPREAD編集部)