ドジャースの大谷翔平投手が21日（日本時間22日）、今キャンプ（米アリゾナ州グレンデール）で2度目となるライブBP（実戦形式の打撃練習）を行った。練習後には取材に応じ、自身の調整具合などに言及した。米複数メディアが伝えている。
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■「打席内での感覚も肘の感じも良かった」
今キャンプ2度目のライブBPに臨んだ大谷。1打席目は右腕ダニエル・ハドソン投手と対戦し、1度もスイングすることなく四球を選んだ。左腕ライアン・ヤーブロー投手が相手の2打席目は、初球からスイングして二ゴロ。前回のライブBPでは豪快な本塁打が飛び出したが、この日は2打席に立ち、四球と二ゴロという結果に終わった。
快音こそ響かなかったが、練習後の大谷は「打席内での感覚も肘の感じも良かった。実戦の中で振ってみて、気になるところは今のところない。順調に来ていると思う」と納得の表情を見せた。
また、デーブ・ロバーツ監督が前日、開幕までの目安として実戦で50打席こなす必要があるとコメントしたことについても「十分間に合うと思う。今も（ライブBPが終わった後に）ビジョン（映像付きマシン打撃）で5打席くらい打って来ましたけど、十分じゃないかなと思う。早い段階でトータルでは50に行くと思う」と自信を見せた。
ライブBPも50打席に含まれるのか、と問われると「含まれる。ビジョンも僕的には含まれているので、あとは実際の試合、オープン戦に出てみて、問題ないのであればトータルで50はすぐいくと思う」と改めて答えた。
■仕上がり具合は「予想通りで安心している」
さらに、「実際の試合だと集中力やアドレナリン（が出る）というのはあるが、確認したいのは、タイミングを外された時のスイングであったりとか、詰まったときのスイングのリアクション」と現時点での狙いも明かした。
仕上がり具合については「スケジュール通りに来ているし、スケジュール通りよりも感覚がいいということは、すごくいいことだと思う。特に早まっているという感じではないが、予想通りの感じなので安心しているところはある」と話した。
そして、米メディアが最後、「ワンちゃん、元気？」と日本語で聞くと、笑顔を浮かべて深くうなずいていた。
3月20日の開幕戦へ向けて、調整に不安はないようだ。
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文●SPREAD編集部
