後半「40」と叩いた松山英樹、伸び悩んだのはショットの“微妙なズレ”による影響も | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

後半「40」と叩いた松山英樹、伸び悩んだのはショットの“微妙なズレ”による影響も

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後半「40」と叩いた松山英樹、伸び悩んだのはショットの“微妙なズレ”による影響も
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米ツアー第5戦「AT&Tペブルビーチプロ・アマ」は1日(日本時間2日)、カリフォルニア州にあるペブルビーチゴルフリンクス(6972ヤード、パー72)とスパイグラスヒルゴルフコース(7041ヤード、パー72)の2コースで第1ラウンドが行われ、松山英樹は2バーディ、5ボギーの「75」、75位タイと出遅れた。

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■データ上はパットが原因だが……

この日松山は、スパイグラスヒルGCの10番からスタート。11番でバーディを先行させ、14番でもバーディを決めるなど好調な滑り出しを見せた。しかし15番130ヤードのパー3では立て距離が合わずボギーとし、前半を1アンダーで折り返す。

後半はショットとパットが微妙に噛み合わず、まさかのノーバーディ、4ボギー。ホールアウト後のインタビューでも「ショットもパットもさほど悪くはない。ただ後半の途中からスコアを落としてしまった。そこがなんでなのかなと、ちょっとまだ原因がわからないですけど」とぼやいていた。

松山の第1ラウンドのスタッツを見てみると、フェアウェイを外したのは5回だけ(9/14)、パーオンも18ホール中14回とショットは安定しているように見える。反面パーオン時の平均パット数は2.21で最下位。パットが入らなかったことが直接的な原因ではある。しかし、15番130ヤードという短いパー3でグリーンを捉えられなかったシーンや、後半8番のセカンドでラフからのショットをグリーンオンさせられなかったという場面を見ると、ショットの距離感がほんの少しズレてしまった可能性もある。

松山はショット力はツアーの中でもトップクラスの実力を誇る。昨年のスタッツを見てもストロークゲインド(SG):アプローチ・トゥ・グリーンは6位(0.711)を記録。しかしSG:パッティングは114位(-0.028)と苦手なことがわかる。今回のようにショットの距離感が微妙にズレると、それだけ長いパットが残る可能性も高くなる。そして会場となったスパイグラスヒルGCのグリーンは不規則な転がりをするポアナ芝。攻略するにはピンの根本を差すショット精度が必要だが、今回はそこが少しズレていたのかもしれない。

シグニチャーイベントに昇格し予選落ちの心配は無いが、賞金とポイントを多く得るためには上位を目指さなければならない。明日の第2ラウンドはどこまで修正してくるのか。

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(G.Tsukamoto/SPREAD編集部)

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