データ上は“余裕でルメール超え” 女性騎手のR.キングが示す衝撃数値「241」 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

データ上は“余裕でルメール超え” 女性騎手のR.キングが示す衝撃数値「241」

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データ上は“余裕でルメール超え” 女性騎手のR.キングが示す衝撃数値「241」
  • データ上は“余裕でルメール超え” 女性騎手のR.キングが示す衝撃数値「241」

先週のアメリカJCCでは、外国人女性騎手として初のJRA平地重賞制覇を果たしたR.キング騎手。

2006年にイギリス騎手免許を取得し、2014年にはオーストラリアに拠点を移すと、22年シドニーCで念願のGI初制覇。昨年は豪GIを3勝(タンクレッドS、ザメトロポリタン、クールモアスタッドS)する活躍ぶり。さらに昨夏はワールドオールスタージョッキーズに初参戦し、第1戦をドーバーホーク(1人気)で勝利、第2戦はポッドボレット(9人気)で2着に健闘。結果を残して帰国した。

そしてさっそく年明けから初の短期免許で来日。日本競馬に高い適性を見せている、今注目の外国人ジョッキーだ。

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■豪競馬はダートレースがなく「芝で買い」

キングの1月6日~21日までの中山開催における成績は以下の通り。

芝【3.1.5.9】└単16.7/複50.0/単値72/複値241

ダート【2.0.4.13】└単10.5/複31.6/単値33/複値78

注目は芝レース。昨年リーディング1位だったC.ルメール騎手の今年の芝レース成績は【9.1.2.12】で、複勝率50.0%は同率。複勝回収値は80なので、ルメールを超える回収値「241」をマークしており、もっとも狙える外国人ジョッキーと言っても過言ではない。

アメリカJCC含め1600~2200mで3勝を挙げており、中距離戦が得意。スタートが上手く、先行好位につける競馬が目立つ。数字からもわかるように、上記の芝中距離戦において、初角5番手以内にポジションを取った際は【3.1.2.3】勝率33.3%、複勝率66.7%をマークしている。

1200mの短距離戦は勝ち星こそないが、2戦して3着2回。15番人気と7番人気を持ってきているので文句なしだ。

また、枠の差が出やすい中山コースだが、偏りなくどの枠からでも好走を果たしている。外枠でもスッとポジションを取れるしなやかさ、内ラチ沿いや馬群に入って揉まれる形でも、ジッとして慌てない肝が据わった騎乗ぶりが印象的である。

オーストラリアにはダートレースがないためか、ダートの成績は落ちる。芝レースの印象でダートでも人気が先行した場合は、安易に食いつきたくない。しかし、それでも初めての競馬場で乗り慣れないダートレースでも2勝を挙げている点を考慮すれば、伸びしろに期待できる成績と判断できるだろう。

■東京開催に替わったら……

中山最終週のアメリカJCCを制したキングは、インスタグラムでチャックネイトでの勝利を報告し、「次の目的地は東京」と意気込み。

オーストラリアには競馬場が14カ所あり、コースは多種多様。同騎手が勝利した豪GIシドニーCや、ザメトロポリタンの直線距離は約410m。芝2400mのタンクレッドSも直線距離は約408m。オーストラリアには東京コースのような500m級の直線距離がある競馬場はなく、東京は中山ほど先行力が問われないため、仕掛けどころについては感覚を掴んでもらう必要はあるだろう。

しかし、開幕週の馬場ならキングの先行力は確実に活きる。開幕序盤から活躍し、その間に東京コースへ適応する可能性は十分だ。

近いうちに日本のGIでも騎乗機会を掴みそうな勢いにあるキング。東京競馬場でもその積極的な騎乗に期待したい。

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(Asuka.F/SPREAD編集部)

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