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元K-1世界王者の魔裟斗が11日、4年ぶりに開催される日本大会「ONE 165」の記者会見に登壇。28日のメインマッチを飾る元K-1世界三階級王者の武尊とONEフライ級キックボクシング世界王者スーパーレック・キアトモー9(タイ)のタイトルマッチについて見解を語った。
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■「我慢の戦いになると思う」
アジア最大の格闘技団体「ONE」で初の解説を務めることになった魔裟斗が記者会見に登壇。トークセッションでメインカードについて持論を語った。
魔裟斗は、武尊の気迫について「普段と試合のリングの上ではまったく別人のようになりますからね。打ち合いの中で笑った時の顔を見た相手はどんな気持ちになるんだろうな、と。たぶん怖いと思いますよ」と太鼓判。
スーパーレック戦のポイントには『パンチ vs. ヒザ』と回答し、「パンチが当たるのは近い距離だし、武尊が近い距離に持って行ったときには、スーパーレックのヒザ蹴りが来るだろうし……ふたりとも“我慢”の戦いになると思う」とし、「僕の中では後半の気がしている」と予想した。
さらに「スーパーレックはヒザもできる、ミドルキックも、右のキックも強い」と“蹴り”のイメージが強いかったとしたが、実際に練習するスーパーレックを見て「思った以上に右ストレートがシャープで強い。これは危険なパンチだな」とパンチに注目。「映像ではパンチが上手でないと思っていたが、シャドー(ボクシング)からして、細かいボクサーのようなパンチを打つので、パンチもあなどれない」とし、「ノーモーションでまっすぐ入るので……まっすぐ入ると、危険は危険」と警鐘を鳴らした。
試合の様子は「ABEMA PPV ONLINE LIVE」にて全試合生中継される。
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(A.Kudo/SPREAD編集部)