【MLB】大谷翔平、山本由伸加入もド軍が1位を逃す「大型補強は何の保証にもならない」 公式サイトが24年最初のパワーランキング発表 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【MLB】大谷翔平、山本由伸加入もド軍が1位を逃す「大型補強は何の保証にもならない」 公式サイトが24年最初のパワーランキング発表

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【MLB】大谷翔平、山本由伸加入もド軍が1位を逃す「大型補強は何の保証にもならない」 公式サイトが24年最初のパワーランキング発表
  • 【MLB】大谷翔平、山本由伸加入もド軍が1位を逃す「大型補強は何の保証にもならない」 公式サイトが24年最初のパワーランキング発表

MLB公式サイトは2日(日本時間3日)、2024年最初のチームパワーランキングを発表した。大谷翔平投手、山本由伸投手を加えたドジャースは2位となり、1位ブレーブスの後塵を拝する結果となった。

◆大谷翔平、山本由伸を加えても「ドジャースは最高のチームではない」 現地記者が語る本音とは?

■「ド軍は無敵というムードも……」

今オフは大谷、山本に加え、エース級のタイラー・グラスノー投手もトレードで獲得したドジャース。移籍市場を席巻しているが、MLB公式サイトは「だからと言ってランキングで1位になれるわけではない」と指摘。1位ブレーブス、2位ドジャースという順位を付けた。

ドジャースについて、同サイトは「世界最高の選手(大谷)と契約し、トップクラスの先発投手2人(山本、グラスノー)を迎え入れた現在、ドジャースは無敵であるというムードが球界には漂っている」と紹介。その上で「チームはワールドシリーズ制覇を果たすために、ここまで数億ドルを費やしてきた。しかし、球史において多くの球団が見せてきたように、それは何の保証にもならない」と記し、大型補強が必ずしも結果に結び付かないという歴史を振り返った。

ドジャースを抑え、1位に立ったのは昨季104勝を挙げたブレーブス。ナ・リーグMVPロナルド・アクーニャJr.や本塁打王マット・オルソンを中心にオースティン・ライリー、オジー・アルビーズらが並ぶ強力打線は健在。弱みは昨季チーム防御率が4.14(全体15位)という投手陣だが、今オフにはレッドソックスから球宴7回出場のクリス・セール投手を獲得するなどローテーション整備にも抜かりはなく、同サイトは「勝つために構築されたチーム」と評価した。

3位は昨季ワールドシリーズを制覇したレンジャーズ、4位オリオールズ、5位フィリーズと続いた。

■成績予測システムも「ブ軍強し」

また、ラジオ番組『MLBネットワーク・ラジオ』に出演した米スポーツ専門局『ESPN』のエドゥアルド・ペレス記者も「ブレーブスがオオタニのいるドジャースより上」と発言。「ナ・リーグは依然、アトランタが支配力を持っている」と分析した。

そのほか、野球専門の米サイト『ファングラフス』の成績予測システム『ZiPSプロジェクションズ』は、24年のブレーブスが再び100勝を超えるというデータを導き出しており、23年に見せた強さを維持するとした。

各方面から「ドジャースよりブレーブスの方が強い」という声があがる中、異を唱えたのは米スポーツサイト『Fan Nation』。「アトランタは非常に優れたチームだが、ドジャースと同様に投手陣には疑問がある。オータニの加入によりロサンゼルスの打線はより良くなっており、彼らがトップに立つはずだ」と強気のコメントを掲載した。

昨季ドジャースとブレーブスの直接対決は4勝3敗でブレーブスがわずかに上回った。大谷とアクーニャJr.のMVP対決をはじめ、今季も注目カードとなることは間違いない。

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文●SPREAD編集部

《SPREAD》
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