【東京大賞典/データ攻略】「JRA史上2位の馬」がウシュバテソーロ斬りへ 人気一角には【0.0.0.14】 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【東京大賞典/データ攻略】「JRA史上2位の馬」がウシュバテソーロ斬りへ 人気一角には【0.0.0.14】

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【東京大賞典/データ攻略】「JRA史上2位の馬」がウシュバテソーロ斬りへ 人気一角には【0.0.0.14】
  • 【東京大賞典/データ攻略】「JRA史上2位の馬」がウシュバテソーロ斬りへ 人気一角には【0.0.0.14】

今年で69回目を迎える東京大賞典。大井競馬はもとより、日本のダート競馬の1年を締め括る総決算レースで2019年よりフジテレビ・BSフジでライブ中継が行われている。

ここでは、東京大賞典出走馬から現在の単勝オッズ3番人気以内の3頭(ウシュバテソーロキングズソードミックファイアにフォーカスしたデータ分析を実施する。

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■ウシュバテソーロに【4.0.0.0】の強力データ

昨年の覇者・ウシュバテソーロが連覇を目指して大井競馬場に見参。帝王賞も制しているだけに舞台適性に文句のつけようはなく、単勝上位人気もうなずけるだろう。経験値はメンバー中随一。そんな同馬にまつわるデータとは?

・国内の良馬場ダート成績【4.0.0.0】

この条件では4戦4勝と負け知らず。国内ダート唯一の黒星となったラジオ日本賞は道悪での施行で、パサパサに乾いたダートはウシュバテソーロにとって“庭”と言える戦績だ。

初の海外遠征帰りで状態面が不安視された日本テレビ盃もまったく問題にしなかった同馬。BCクラシック以来となる臨戦過程も大きなマイナスとはならなそうだ。世界を制した脚が暮れの大井で炸裂するシーンを想定したい。

■キングズソードにウシュバテソーロ斬りの可能性浮上

一方、岩田望来を背に臨むキングズソードはJBCクラシック以来のレース。さすがに世界を制したウシュバテソーロと比べた際の実績面で見劣りせざるを得ない印象から2番人気に甘んじているが、2走前のパフォーマンスに関する好データを発見した。

・良馬場ダート1700mで1分42秒0→JRA史上2位

パサパサに乾いた良馬場ダートは時計を要するのが一般的。それにもかかわらず、ダート1700mのレコードと遜色ない時計を良馬場で記録した事実は評価をグンと押し上げるものとなる。良馬場ダート1700mでの“1分42秒0”には計り知れない価値あり。相性の良い大井の舞台でウシュバテソーロ斬りを目論む。

■ミックファイアには相手関係への不安が……

デビューから7戦無敗、彗星の如く現れた地方のヒーロー・ミックファイアはどうか。派手な戦績に加えて過去のパフォーマンスにケチにつけようはなく、ファンの期待を一身に背負っての参戦。心情的には応援したい気持ちもあるが、3歳馬に関する不吉なデータを発見してしまった。

・中央ダートGI未経験の3歳馬【0.0.0.14】

該当馬はすべて馬券外。チャンピオンズカップから臨んだ3歳時のオメガパフュームやノットゥルノが連対を確保する一方、のちのGI馬・テーオーケインズや当日2番人気に支持されたダノンファラオは上記条件を満たさなかったことで馬券外に敗れている。古馬一線級との経験の有無は重要な判断基準と言えよう。

今回ミックファイアに課せられた斤量56キロはウシュバテソーロ、キングズソードといった歴戦の古馬たちとわずか斤量1キロ差。有馬記念における3歳馬と古馬との差が2キロ(牝馬は4キロ)であることを考えると決して楽な条件とは言えない。“3強”のなかでは少々評価を落とす選択肢も考えたいところだ。

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著者プロフィール

田原基成(たはらもとなり)●競馬評論家競馬予想の魅力を世に発信し続ける「競馬ストーリーテラー」。予想に対して謎ときに近い魅力を感じており、ローテーション・血統の分野にて競馬本を執筆。現在はUMAJIN内「競馬サロン」にてコラム【競馬評論家・田原基成のいま身につけるべき予想の視点】 執筆中。『SPREAD』ではデータ分析から読み取れる背景を紐解き、「データの裏側にある競馬の本質」を伝えていく。

《SPREAD》
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