「笑うしかない」井上尚弥、10回1分2秒で右ストレート一閃の“衝撃”KO勝利 歴史的快挙達成に元WBA世界王者も感嘆 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

「笑うしかない」井上尚弥、10回1分2秒で右ストレート一閃の“衝撃”KO勝利 歴史的快挙達成に元WBA世界王者も感嘆

新着 ビジネス
「笑うしかない」井上尚弥、10回1分2秒で右ストレート一閃の“衝撃”KO勝利 歴史的快挙達成に元WBA世界王者も感嘆
  • 「笑うしかない」井上尚弥、10回1分2秒で右ストレート一閃の“衝撃”KO勝利 歴史的快挙達成に元WBA世界王者も感嘆

ボクシングWBC、WBO世界スーパーバンタム級王者の井上尚弥は26日、有明アリーナで行われるWBA、IBF王者マーロン・タパレス(フィリピン)との4団体統一戦に臨み、10ラウンド1分2秒でKO勝ちを収めた。これで井上はバンタム級に続いて2階級で4団体統一チャンピオンに輝いた。

◆井上尚弥、快挙達成に止まない賛辞の声「モンスターに匹敵するものはいるか」 米記者が完全無欠ぶりに言及「彼は勝つだけだ」

■畑山氏「凄いこと。笑うしかない」

モンスター井上が、わずか5カ月でスーパーバンタム級の4団体統一を達成した。

第1ラウンドは、井上のボディからのワンツーでスタート。ガードを高く保ったタパレスが、手数は少なく井上の様子を見る展開。井上もガードを上げてタパレスの攻撃を誘うような動きを交えながら冷静に試合を運んだ。

第2ラウンドもガードを固めるタパレス。前傾姿勢の井上に対し、タパレスはパンチを警戒してか体重を後ろに掛けた後傾姿勢で対峙する。第3ラウンドから井上のヒット率が上昇。ガードの上からのパンチでタパレスを後ろに吹き飛ばすなど、井上の打撃力は健在だ。井上は鋭いパンチを放つもタパレスは巧みなディフェンスで決定打を防ぐ。

第4ラウンドでは、井上がサウスポーのタパレスに対し得意のボディを炸裂させる。井上は左フックをタパレスの顔面にクリーンヒットさせ、その後ラッシュを決めて1度目のダウンを奪った。

第5ラウンド、序盤から畳みかける井上。タパレスも果敢に繰り出し、フックを井上に当てるなど大健闘。世界王者の意地を見せつけ、激しい打ち合いを繰り広げた。第6ラウンドはプレッシャーをかけるタパレスの手数が減り始める。試合が動いたのは第10ラウンド。井上の右ストレートがタパレスのテンプルをとらえて2度目のダウンを奪取。タパレスは立ち上がれずに井上のKO勝ちとなった。

井上はバンタム級に続いて2階級で4団体統一王者に輝き、メイウェザーやパッキャオ、カネロさえも達成していない歴史的快挙を成し遂げた。

試合を見届けていた実況の元WBA世界2階級王者・畑山隆則氏は「井上チャンピオンですから何をやっても驚かないですけど、この2年でスーパーバンタム級とバンタム級のベルトを獲っちゃったって凄いことなんですよね」と興奮した様子で語り、「笑うしかないですよ」と感嘆を口にした。

◆井上尚弥、快挙達成に止まない賛辞の声「モンスターに匹敵するものはいるか」 米記者が完全無欠ぶりに言及「彼は勝つだけだ」

◆井上尚弥「相手に効いているかわからず10回に崩れ落ちてビックリした」「適正体重はスーパーバンタム級」【一問一答】

◆「すべてが終わった」井上尚弥、第10ラウンドの圧巻KO劇に米記者反応 史上2人目快挙を称賛「異論の余地がない」

(A.Kudo/SPREAD編集部)

《SPREAD》
page top