【MLB】大谷翔平争奪戦から3球団撤退 世界一レンジャーズは緊縮財政へシフトか メッツ、レッドソックスも他選手に関心 米メディア報道 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【MLB】大谷翔平争奪戦から3球団撤退 世界一レンジャーズは緊縮財政へシフトか メッツ、レッドソックスも他選手に関心 米メディア報道

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【MLB】大谷翔平争奪戦から3球団撤退 世界一レンジャーズは緊縮財政へシフトか メッツ、レッドソックスも他選手に関心 米メディア報道
  • 【MLB】大谷翔平争奪戦から3球団撤退 世界一レンジャーズは緊縮財政へシフトか メッツ、レッドソックスも他選手に関心 米メディア報道

フリーエージェント(FA)となった大谷翔平投手の争奪戦は、いよいよ最終局面を迎えているようだ。

米スポーツ専門局『ESPN』のジェフ・パッサン記者は1日(日本時間2日)、テキサス・レンジャーズニューヨーク・メッツボストン・レッドソックスが大谷獲得をあきらめ、他選手に目を向けていると報道した。週明けから始まるウインターミーティングを前に、核心に迫る情報が増えてきたようだ。

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■争奪戦に残っているのは4球団

パッサン記者は4日(同5日)から米テネシー州ナッシュビルで行われるオフの恒例イベント、ウインターミーティングを前に大谷の去就について言及した。

まず、同記者は契約金額について「オオタニが最終的に合意した時、総額5億ドル(約735億円)をはるかに超えているだろう」という関係者の声を紹介し、6億ドル(約880億円)に達する可能性もあると指摘した。

北米スポーツ史上最高額となる契約を勝ち取ることは確実な情勢となっているが、気になる新天地はどこになるのか。同記者によると、大谷獲得に意欲を燃やしていたチームのうち、レンジャーズとメッツ、レッドソックスは撤退し、他の選手に照準を合わせているという。そして、現時点で争奪戦参加が確認されている球団として、ロサンゼルス・ドジャースシカゴ・カブストロント・ブルージェイズ、そして古巣ロサンゼルス・エンゼルスを挙げた。長い間アプローチしてきたサンフランシスコ・ジャイアンツに関しては不明とした。

パッサン記者は撤退理由について述べていないが、移籍情報に詳しい米メディア『MLB TRADE RUMORS』が触れている。

■ニューヨークとは“性格不一致”か

まずレンジャーズはここ数年、大型補強を連発。2021年オフにコーリー・シーガー内野手、マーカス・セミエン内野手、ジョン・グレイ投手と契約した際に5億ドルを支出。さらに昨オフもジェイコブ・デグロム投手、ネイサン・イオバルディ投手、アンドリュー・ヒーニー投手の獲得に2億ドル(約294億円)以上を費やした。そのため、同メディアはここに追加で大谷獲得資金を投入することは現実的に難しいだろうと推察した。

GMのクリス・ヤング氏も先日、地元紙『ダラス・モーニング・ニュース』の取材に対して「FA市場で精力的に動きたいが、おそらくこれまでのオフシーズンで費やしてきたレベルの支出はないだろう」と緊縮財政に進む可能性を示唆していた。

メッツ撤退の理由に関して『MLB TRADE RUMORS』は「スティーブ・コーエン・オーナーにとって5億ドルを払うことは難しくない」としながらも、大谷の性格がニューヨークに合うか疑問視。「彼がスポットライトを浴びてプレーし、熱狂的なメディアに対処することを望んでいるかどうか分からない」と記し、すでにチームは方針を変え、山本由伸投手獲得に注力していると伝えた。

レッドソックスについては明白。同メディアによるとチームは明らかに先発投手を求めており、来季登板できない大谷はターゲットに当てはまらないと説明。山本やブレイク・スネル、ジョーダン・モンゴメリーという高額FA投手の獲得を目指すなら、さらに大谷の契約まで勝ち取る資金はないと断じた。

確実に争奪戦に残っているのは4球団。最終決断の日は間近に迫っているようだ。

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文●SPREAD編集部

《SPREAD》
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