【MLB】「野球史上最大のFA」大谷翔平の新天地を米アナリストが予想 “LA残留”の可能性も「勝利できる場所かが重要」 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【MLB】「野球史上最大のFA」大谷翔平の新天地を米アナリストが予想 “LA残留”の可能性も「勝利できる場所かが重要」

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【MLB】「野球史上最大のFA」大谷翔平の新天地を米アナリストが予想 “LA残留”の可能性も「勝利できる場所かが重要」
  • 【MLB】「野球史上最大のFA」大谷翔平の新天地を米アナリストが予想 “LA残留”の可能性も「勝利できる場所かが重要」

今オフにフリーエージェント(FA)となる予定のロサンゼルス・エンゼルス大谷翔平の去就が注目されるなか、米スポーツ専門局『ESPN』のアナリストであるティム・クルジャン氏が大谷の新天地を予想した。

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■「彼は野球史上最大のFA、僅差で次点があるかさえ分からない」

大谷は直近3シーズンの平均で41本塁打、97打点を記録している左打者であると同時に、平均143イニングを投げ、180奪三振を記録する右投手でもある。

投打で活躍を見せる大谷に対し「ベーブ・ルースは我々がこれまで見た中でもっとも偉大な選手だが、ショウヘイ・オオタニは我々がこれまで見た中でもっとも注目すべき選手であるに違いない」とクルジャン氏は米ニュースチャンネル『SCRIPPS NEWS』で語った。「今、彼はFAになる予定で、定義上、彼は野球史上最大のFAだ。僅差で次点があるかさえ分からない」と、他に類を見ない大谷の活躍は推し量れるものではないとした。

しかし、今年8月に右肘の靱帯を断裂した大谷はトミー・ジョン手術を受けた後、FAに向かうことになった。これに対しては「オオタニがトミー・ジョン手術で多額のお金を失ったことは疑いの余地がない。なぜなら、彼が2025年まで投げることができるわけはなく、その後も投げられるという保証もないからだ」とシビアに言及。さらに「また、覚えておいてほしいのは、これは彼にとって2度目のトミー・ジョン(1度目は2018年10月)だということだ。だからチームはそれを考慮に入れる必要があるだろう」 と念を押した。

■アナリストが予想する移籍先候補“3球団”

怪我にもかかわらず、大谷は野球界史上最大の契約を結ぶことがほぼ確実視されている。

しかしクルジャン氏は、「彼はどこに行っても自分の快適さのレベルにもっと興味があると思う」と付け加え、「彼は優勝チームやプレーオフチームでプレーしたことがないため、勝利できる場所を見つけたいと思っている。そしてこれが今何よりも重要だ」とし、大谷には打撃と投球を自分が適切だと思うように調整できるチームでプレーすることと、どんなにお金を積んでも買えない唯一のもの、“ワールドシリーズの出場権”を獲得することが重要になるだろうと語る。

また、大谷の新天地候補については「ドジャースがもっとも理にかなっているようだ」と最終的にロサンゼルスに残る可能性を示唆。「彼はムーキー・ベッツとフレディ・フリーマンの後ろの順番で打つだろう。それをやりたくない人はいない」とその理由を述べた。しかし「カブスがやって来て、『あなたはシカゴに来て、ここでスターになれるでしょう』と言ったとしたら。それに、彼はリグレー・フィールド(カブスの本拠地)でプレーするのが本当に好きなんだと思う。それを過小評価しないでほしい」と、シカゴ・カブスにも大谷を惹きつける魅力があるとした。

ほかの潜在的な候補地には、サンフランシスコ・ジャイアンツ、サンディエゴ・パドレス、シアトル・マリナーズがある。クルジャン氏は「シアトルというのは非常に理にかなっている」とし、「あの場所は野球で盛り上がりを見せている。オオタニも望んでいることだろう」とマリナーズの説も推した。

大谷は間違いなく今オフのFA市場で最注目の選手だが、果たして何球団が、どれくらいの年数で、いくらの契約金でオファーを出すのか。球団の動向と大谷の決断から今後も目が離せない。

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(A.Kudo/SPREAD編集部)

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