「伊藤美誠らしく生きていきたい」23歳“バースデー勝利”で語った悔しさと3度目五輪への想い「楽しく気楽に」【Tリーグ】 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

「伊藤美誠らしく生きていきたい」23歳“バースデー勝利”で語った悔しさと3度目五輪への想い「楽しく気楽に」【Tリーグ】

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「伊藤美誠らしく生きていきたい」23歳“バースデー勝利”で語った悔しさと3度目五輪への想い「楽しく気楽に」【Tリーグ】
  • 「伊藤美誠らしく生きていきたい」23歳“バースデー勝利”で語った悔しさと3度目五輪への想い「楽しく気楽に」【Tリーグ】

ノジマTリーグ 2023-2024シーズン」は20日に北九州市立総合体育館にて、日本生命レッドエルフ対九州アスティーダの試合が行われ、日本生命が4-0で勝利した。

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■前日は中国人選手に敗れる

第2マッチのシングルスに登場したのはこの日23歳の誕生日を迎えた伊藤美誠

前日の木下アビエル神奈川戦では4番手として登場し、序盤は切れの良い動きを見せたが終盤に失速しチャン・ルイ相手に2-3で敗戦。この日の勝利後インタビューでは「3ゲーム目以降は(相手が)自分の実力を出してきた。それでも私の実力の方が上回ってた試合だった」と悔しさを垣間見せた。

しかし、出澤杏佳と対したこの試合では相手のサービスへ的確な対応力を見せ、バックや回り込んでのフォアなど多彩な攻めで主導権を握り、3-0で勝利。「Tリーグという独特のルールでどうなるか分からないので、3ゲーム目はしっかり抑えて3-0で勝ちたい気持ちが強かった」と前日から切り替えての勝利を振り返った。

23歳を迎えた伊藤にとって、目前にある明確な目標として自身3大会目となるパリ五輪出場がある。平野美宇と熾烈な2位争いを繰り広げるなかで、勝利ポイントがかかるTリーグの1試合1試合での戦いや、11月の選考会、そして来年1月の全日本選手権へと続いていく道のりが来年の大舞台出場へとつながっていく。

会心勝利でスタートしたこの日に伊藤はパリ五輪レースについて「楽しく気楽に頑張りたいと思います」とコメントし、ケーキを出され、祝福された後も「普段通りに伊藤美誠らしく生きていきたい」と述べた。

逆転でのパリ五輪シングルス枠の獲得、そしてその先に続いていく卓球人生について、“らしさ”溢れるコメントで魅了した伊藤。23歳を迎えた日本のエースの挑戦が始まる。

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文●井本佳孝(SPREAD編集部)

《SPREAD》
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