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MLBは20日(日本時間21日)、ポストシーズンのア・リーグ優勝決定シリーズ第5戦が行われ、ヒューストン・アストロズがテキサス・レンジャーズに5-4で勝利した。
終盤まで両者譲らぬ死闘で、あわや乱闘の場面も。アストロズは本拠地2連敗から敵地で3連勝を飾り、対戦成績3勝2敗。ワールドシリーズ進出へ王手をかけた。
◆【実際の動画】起死回生の一発!土壇場9回表アルトゥーベの逆転3ランでアストロズがWS進出へ王手
■バーランダーが逆転アーチ被弾後、あわや大乱闘に……
最大7試合、4勝先取制で行われるア・リーグ優勝決定シリーズ。2勝2敗で迎えた第5戦は、劇的な一発が続々飛び出す大激戦となった。
試合は初回、アストロズが3番アレックス・ブレグマンの本塁打で先制。5回裏にナサニエル・ロウに一発を浴び追いつかれるも、6回表、ホセ・アブレイユの適時打で再び勝ち越した。
ところが、6回裏に先発ジャスティン・バーランダーが捕まり、1死一、三塁から今季39本塁打アドリス・ガルシアに逆転3ランを被弾。流れは一気にレンジャーズへと傾く。
2点ビハインドで迎えた8回裏には、そのガルシアに3番手ブライアン・アブレイユが死球を与え、あわや大乱闘に。故意と判断されたアブレイユ、ダスティー・ベイカー監督、そして激高したガルシアがともに退場処分となった。
そして土壇場9回表、アストロズは2本の安打で無死一、二塁の好機を作ると、ホセ・アルトゥーベが起死回生の逆転3ラン。リーグ優勝決定戦では歴代最多となる通算11号本塁打で試合をひっくり返し、レンジャーズの反撃を振り切った。
これで、アストロズは本拠地2連敗からの敵地3連勝。MLB公式サラ・ラングス記者によると、ポストシーズンでロードチームが最初の5試合それぞれに勝利したのは史上4回目の珍事とのこと。
敗れたレンジャーズは、絶対的有利の状況で本拠地に戻るも、まさかの3連敗で崖っぷちに。第6戦は22日(同23日)、アストロズの本拠地ミニッツメイドパークで行われる。
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(H.Ariga/SPREAD編集部)
The hit heard all around Texas. pic.twitter.com/cWhkQIfBfk
— Houston Astros (@astros) October 21, 2023
Benches have cleared in Arlington. pic.twitter.com/F1abofICpX
— FOX Sports: MLB (@MLBONFOX) October 20, 2023