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MLBは11日(日本時間12日)、ポストシーズンのナ・リーグ地区シリーズ第3戦が行われ、西地区制覇のロサンゼルス・ドジャースが、同地区2位のアリゾナ・ダイヤモンドバックスに3連敗。
シーズン100勝を誇った世界一“最有力候補”が、1勝も挙げることなく姿を消した。
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■ワイルドカード枠、Dバックスが快進撃
レギュラーシーズン打率.307、39本塁打、107打点のムーキー・ベッツをリードオフに据えた強力打線。“100打点カルテット”を誇る強豪ドジャースが、呆気なく敗退した。
3連戦の第1戦は、ワイルドカード枠から駆け上がってきたダイヤモンドバックスの勢いに押され、ベテランエースのクレイトン・カーショウが1回もたずに6失点でKO。第2戦も初回から3失点を喫し、相手エースのザック・ギャレンを打ち崩せなかった。
最大5試合、3勝先取制で行われる地区シリーズ。0勝2敗の崖っぷちで迎えた第3戦も、流れは変わらず。両チーム無得点の3回裏、先発のランス・リンが1イニング4被弾の「ポストシーズン新記録」を献上すると、自慢の強力打線も沈黙。ダイヤモンドバックスの継投を打ちあぐね、6回まで無失点。7回表にクリス・テイラーとエンリケ・ヘルナンデスの適時打で2点差まで迫るも、反撃及ばなかった。
ナ・リーグMVP候補の一角ベッツも終始振るわず、3試合で11打数ノーヒットと完全に封じ込められた。試合は2-4でドジャースが敗戦、スイープで呆気なくポストシーズンから姿を消すことに。これで、ア・リーグのボルチモア・オリオールズに続き、シーズン100勝チームが敗退。残る100勝チーム、アトランタ・ブレーブスも1勝2敗と崖っぷちに追い込まれている。
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(H.Ariga/SPREAD編集部)