【MLB】大谷翔平が去っても「エンゼルスが今後を楽観視できる理由」 米メディアが見解「前進するための良い要素がある」 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【MLB】大谷翔平が去っても「エンゼルスが今後を楽観視できる理由」 米メディアが見解「前進するための良い要素がある」

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【MLB】大谷翔平が去っても「エンゼルスが今後を楽観視できる理由」 米メディアが見解「前進するための良い要素がある」
  • 【MLB】大谷翔平が去っても「エンゼルスが今後を楽観視できる理由」 米メディアが見解「前進するための良い要素がある」

今オフにフリーエージェント(FA)を迎える大谷翔平。球界屈指のスーパースターは、今季限りでロサンゼルス・エンゼルスを離れる可能性が高まっているが、意外にもチームに流れる雰囲気はポジティブだという。エンゼルス専門サイト『Halos Today』が、その理由について報じている。

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■「事態は好転している」と強気主張

エンゼルス専門サイト『Halos Today』は8日(日本時間9日)、「エンゼルスが今後を楽観視できる理由。事態は好転しつつあるのかもしれない」という見出しを掲げ、記事を公開した。

同サイトは「2023年がエンゼルスにとって最悪のシーズンだった」ことは認めつつ、「すべてが悪いわけではなかった。複数の若手が彼らの持つ高い能力を示した。だから、もしショウヘイ・オオタニが去ることになっても、チームには前進するための良い要素がある」と主張。そのため、「チームは久しぶりに楽観的な雰囲気に包まれている」とした。

名前が挙がった若手野手は、遊撃手ザック・ネト、捕手ローガン・オホッピー、一塁手ノーラン・シャヌエルの3人。7月のドラフトで1巡目指名された21歳シャヌエルは、マイナーで22試合経験しただけで昇格。現地8月18日にメジャーデビューすると、初出場から10試合連続安打という球団新記録をマーク。さらにデビューからの連続出塁を29試合に伸ばし、こちらはメジャー歴代3位という活躍ぶりだった。

■シャヌエル、ネトらのプレーに希望

22歳ネトはケガに見舞われながらも84試合に出場し、ルーキーイヤーを打率.225、9本塁打、34打点で終え、将来の遊撃手と目されるだけのパフォーマンスを披露した。

開幕から正捕手を務めたオホッピーは23歳で、大谷ともバッテリーを組んだ。しかし、4月に左肩を負傷し、8月にようやく復帰。多くの時間を棒に振ったが、打率.236、14本塁打、29打点という成績でシーズンを終えた。記事は「彼が今後も健康を維持できれば、エンゼルスは将来の捕手を見つけたということになる」と評価し、期待を寄せた。

そのほか、投手陣では4勝(1敗)、防御率3.96という成績を残した23歳のチェイス・シルセスに注目し、「今季はリリーフと先発でマウンドへ上がったが、先発が良いようだ。来季は機会がもっと与えられるはず」と占った。

■トラウト、レンドンらの奮起にも期待

『Halos Today』は最後、「チームにはこれらの若い選手に加えて、マイク・トラウトやアンソニー・レンドン、ブランドン・ドゥルーリーなどのベテランもおり、 来季は素晴らしい人材の組み合わせができるかもしれない」とし、「未来はかなり明るく見える」と結んだ。

ただ、トラウトのトレード騒動は鎮火しておらず、レンドンに至っては最近まともにプレーしていない。若手の実力に関しても本物かどうか現時点では不明。客観的に見れば、大谷が去ったエンゼルスの将来は不透明と言わざるを得ないが、果たしてどうなるか。オフに行う補強策が命運を握っていることは間違いない。

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文●SPREAD編集部

《SPREAD》
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