【MLB】大谷翔平獲得は「編成会議でまったく話題にならず」米放送局がレッドソックスの内情暴露 鮮明になるオーナーの消極姿勢 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【MLB】大谷翔平獲得は「編成会議でまったく話題にならず」米放送局がレッドソックスの内情暴露 鮮明になるオーナーの消極姿勢

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【MLB】大谷翔平獲得は「編成会議でまったく話題にならず」米放送局がレッドソックスの内情暴露 鮮明になるオーナーの消極姿勢
  • 【MLB】大谷翔平獲得は「編成会議でまったく話題にならず」米放送局がレッドソックスの内情暴露 鮮明になるオーナーの消極姿勢

ボストンの地元放送局『MASS LIVE』が8日(日本時間9日)、先日一部メディアで報道された「ボストン・レッドソックスが大谷翔平(ロサンゼルス・エンゼルス)獲得レースにおいて本命に浮上した」という情報について、否定的な見解を示した。チームのオーナーが大型取引に反対しているという。

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■ヘイマン記者の報道を否定

今オフにフリーエージェント(FA)となる大谷を巡り、レッドソックスが獲得レースの本命に急浮上していると伝えたのは、米紙『ニューヨーク・ポスト』の敏腕記者、ジョン・ヘイマン氏。5日(同6日)に報じたもので、記事によると大谷獲得を狙う別の球団幹部が「レッドソックスとオオタニの結び付きが強まっている。争奪戦のライバルとして脅威の存在だ」と話したという。

ヘイマン記者は、大谷とレッドソックスが結び付く主な根拠として、今季から大谷がスポンサー契約を結んだニューバランスの本社がボストンにあることを挙げた。さらに同記者は、低迷を続けるチームが来季から巻き返しに入ると予測し、そのゲームチェンジャーとして二刀流獲得に乗り出すと主張した。

■「現段階では本当に望み薄」

この「レッドソックス入り」について、今回は地元メディアが完全否定。『MASS LIVE』のショーン・マクアダム氏は「確かに私も数カ月前にレッドソックスが獲得候補リストからオオタニの名前を外すことはないと書いた」としつつ、「冷や水を浴びせるつもりはないが、現段階では本当に望み薄だろう」と指摘した。

その理由について、同氏は「情報筋によると、先月行われたレッドソックスのオフシーズンに向けた編成会議において、オオタニはまったく話題にならなかったようだ」とし、大谷がターゲットから外れていると断言した。

また、あわせて別の関係者による「ジョン・ヘンリー代表オーナーは、オオタニを獲得するために必要となる長期にわたるメガディールに対して、反対姿勢を崩していない」というコメントも紹介した。

■「5億ドル提示は想像できず」

マクアダム氏らによれば、球団は今季はじめに11年総額3億3100万ドル(約493億円)で三塁手のラファエル・デバースと契約延長で合意したが、さかのぼっても左腕のデビッド・プライスと7年総額2億1700万ドル(約323億円)の契約を結んだことがあるくらいで、2億ドルを超える大型契約とは縁遠い。

遊撃手トレバー・ストーリーで6年総額1億4000万ドル(約208億円)、左腕クリス・セールは5年総額1億4500万ドル(約216億円)となっており、移籍情報を扱う『MLB TRADE RUMORS』も「オオタニ獲得に必要とされる5億ドル(約745億円)を提示することは想像しがたい」とし、こちらも大谷のレッドソックス入りを打ち消した。

そもそも、大谷は「勝てるチームでプレーしたい」と公言しており、4年間で3度最下位に沈んだレッドソックスが来季から急に「勝てるチーム」に変貌することは難しく、大谷の希望に合わないチームのはずだが…。FA市場のスタートまで1カ月を切り、大谷の決断に注目が集まっている。

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文●SPREAD編集部

《SPREAD》
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